以前から交通費がないと困っているフリをして「100円貸して」と小銭を借りて返さない(そもそも返す気がない)人は存在しました。返すつもりがないのに少額のお金を借りることを「寸借詐欺」といいますが、貸す側としては少額であるため、貸してしまう人もいるようです。
ただ、100円とはいえ、自分や両親等が一生懸命稼いだお金に変わりはありません。少額に感じていたとしても、大切に使わなければ運気は落ちてしまいます。
では実際に「100円貸して」といわれたとき、どのように対処すればいいのかを考えてみましょう。
◆街中で「100円貸して」といわれたとき
ことわざに、「人を見たら泥棒と思え」という言葉がありますが、本当に困っている人かもしれないと思うと、無視することはできないという人もいます。
最初から「だますつもりの人」と捉えるのではなく、純粋に困っている人だとしたら、どのように対処したらよいのかを考えてみましょう。
もし、街中で「100円貸して」等といわれてしまったら、王道の言葉で返してみましょう。
それは、「交番にいってみてください」という一言です。
そもそも持ち合わせで100円ないという場合は、お財布を忘れた、落とした等が理由となります。おそらく、「お財布はどうされましたか?」とたずねると、かなりの確率で忘れた、落としたという言葉が返ってきます。このようなケースなら警察が一番ですよね?
最後に、「私ではお役に立てないようですので失礼します」と去っていけばOKです。100円は少額と思うかもしれませんが、一生懸命に働いて稼いだお金です。大切にしましょう。
◆駅やバス停、公共交通機関の中で「100円貸して」といわれたとき
もし電車やバスに乗車する前やそれら公共交通機関の中で「100円貸して」といわれたときにも、王道で返すのが一番です。
それは、「駅員さんや運転手さんに相談してみてください」と答えてみましょう。
本当にその人が困っているのなら、その方が親切ですよね?
おそらくそのような返事が返ってきたら、それ以上「100円貸して」とはいってこないハズです。
◆意外な落とし穴「持ち合わせがない」はNG?
「100円貸して」といわれたとき、無視をしたり、「持ち合わせがない」「小銭がない」等と答えたりする人が多いようです。
実際に、そのようにいわれたら、本当に手持ちがないこともあるでしょう。
ただ、「お金がない」というたぐいの言葉を口にしてしまうと、口にした本人の金運が落ちてしまいます。
だったら無視をするのが一番なのでは?と思うかもしれませんね。
しかしながら、無視をするという行動も運気を下げる行動になってしまいます。
このようなケースで無視をしたいと思っているのなら、言葉を発しなくても頭を横に振るなどして、無理なことをアピールすること。運気は誠実に対応する人の味方ですよ。
話しかけられると面倒でしかありませんが、ちょっとした対応の違いで運気や金運がアップできたり、反対に落ちたりします。キーワードは、「王道」「誠実」。これらの行動で乗り切りましょう。
文:飯田 道子(ファイナンシャルプランナー)
金融機関勤務を経てFP(CFP、1級FP技能士)を取得。独立系FPとして、各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などを行っている。金運アップやポジティブお金など、カラーセラピーと数秘術を取り入れたアドバイスも得意。
文=飯田 道子(ファイナンシャルプランナー)