存在感を増しているアマド・ディアロ [写真]=Getty Images

 マンチェスター・ユナイテッドがコートジボワール代表FWアマド・ディアロとの契約延長に近づいているようだ。17日、イギリスメディア『スカイスポーツ』や『ESPN』が伝えている。

 現在22歳のディアロはアタランタの下部組織出身で、2019年10月に17歳でトップチームデビューを飾った。2021年冬にマンチェスター・ユナイテッドに完全移籍加入すると、レンジャーズやサンダーランドでの武者修行を経て、昨シーズンからトップチームでの出番が増加。ここまで公式戦通算44試合に出場し、7ゴール8アシストをマークしている。

 先月中旬から指揮を執り、主に3-4-2-1システムを採用するルベン・アモリム監督の下では右ウイングバック(WB)の主力に定着。ここまで7試合で1ゴール4アシストをマークし、直近で行われたマンチェスター・シティとのダービーでは、90分に値千金の決勝点を挙げるなど存在感を放っている。

 1年間の延長オプションこそ付随しているものの、マンチェスター・ユナイテッドとの現行契約が2025年6月末で満了となるディアロ。報道によると、クラブ側はアモリム監督の中長期的プロジェクトにおいて必要不可欠な存在である同選手と新たな長期契約を締結したいと考えており、すでに「建設的で前向き」な交渉がスタートしているとのこと。すでに詳細部分を調整する段階まで到達しており、今月中に正式発表される可能性が低くはないという。

 移籍市場に精通するイタリアジンジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、マンチェスター・ユナイテッドがここ数週間に渡ってディアロ側との交渉を続けており、順調な進展を遂げていると伝えている。