ピクシブとドワンゴは12月18日、「ネット流行語100」年間大賞2024表彰式を開催し、その中で年間大賞が『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』に決定したと明らかにした。そのほか、pixiv賞は『ブルーアーカイブ』、ニコニコ賞は『エビ揉め』、ネット新語賞は『好きな惣菜発表ドラゴン』が受賞している。
年間大賞に選ばれた『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』は、TVアニメ『機動戦士ガンダムSEED』シリーズの劇場版最新作。同シリーズ2作目のTVアニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の2年後を描いた作品で、1月26日に公開されてから観客動員数300万人・興行収入50億円超を記録。2位には切り抜いた実写の猫の映像に字幕を重ねた『猫ミーム』、3位にはネットミームとして多くの二次創作が生まれた楽曲『好きな惣菜発表ドラゴン』がランクインしている。
昨年よりもpixivへの投稿数が増えたタグ(単語)が対象となるpixiv賞には、『ブルーアーカイブ』が選出。2021年からサービスが展開されているスマートフォン向けゲームタイトルで、4月からTVアニメ『ブルーアーカイブ The Animation』が放送されたこともあって年間を通して盛り上がりが続いたという。
また、ニコニコユーザーによるアンケートで選ばれるニコニコ賞は『エビ揉め』に決定。ゲーム『アイドルマスターシャイニーカラーズ』の楽曲『Happy Funny Lucky』内の歌詞にある「every moment」の“空耳”のように聴こえることからネタ動画やファンアートなどに派生。エビに留まることなく、「〇〇揉め」と様々なものを揉む動画が数多く投稿されたという。
特に大きな話題となった単語をネット流行語100委員会(ピクシブ・ドワンゴ)が選定する「ネット新語賞」には、『好きな惣菜発表ドラゴン』が選出された。ドラゴンが好きな惣菜を次々発表していくという内容のシンプルな楽曲が元になっており、惣菜に限らず高い汎用性でシンプルに好きを伝えるネタとして広く用いられている。