フルアムで活躍中のロビンソン [写真]=Getty Images

 フルアムに所属するアメリカ代表DFアントニー・ロビンソンに対し、複数のメガクラブが関心を寄せているようだ。17日、スポーツ専門チャンネル『ESPN』が伝えている。

 現在27歳のロビンソンはエヴァートンの下部組織出身で、2017-18シーズン途中にレンタル先のボルトンでプロデビューを飾った。その後はウィガンでのプレーを経て、2020年夏にフルアムに完全移籍加入。初年度から左サイドバック(SB)を主戦場に活躍し、ここまで公式戦通算167試合出場3ゴール18アシストという成績を残している。

 リヴァプール所属のエジプト代表FWモハメド・サラーやアーセナル所属のイングランド代表FWブカヨ・サカらワールドクラスのウイング(WG)と互角に渡り合い、今シーズンすでに6アシストをマークするなど、攻守両面で存在感を放っているロビンソン。報道によると、国内のメガクラブが動向を注視しており、今後の移籍市場でステップアップを果たす可能性が浮上しているという。

 獲得を検討中と見られているのがリヴァプールとマンチェスター・シティの2クラブ。前者はスコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソンの後継者を探しており、後者についてはオランダ代表DFネイサン・アケが負傷離脱を繰り返し、直近はポルトガル代表MFマテウス・ヌネスが左SBを務めるなど、同ポジションの主力が定まらない状況となっている。

 また、マンチェスター・ユナイテッドとチェルシーもロビンソンに関心を寄せている模様。同選手が今後も好調を維持した場合には、移籍市場での争奪戦勃発の可能性もあると『ESPN』は指摘している。なお、フルアムはロビンソンと2028年6月末までの契約を締結。マルコ・シウバ監督の信頼は厚く、クラブ側は現時点で売却を検討していないようだ。