学情は、「面接」についてのアンケート調査結果を12月16日に発表した。同調査は2024年11月12日~2024年12月2日の期間、2026年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生740人を対象にインターネットを用いて行われた。
就職活動の面接について「自信がある」と回答した学生は、6.5%だった。「どちらかと言えば自信がある」(14.1%)を合わせても、面接に自信をもっている学生は約2割にとどまっていることがわかった。「自信がない」「どちらかと言えば自信がない」の回答は、58.1%に上った。
自信があるとした学生からは、「既に何社かの面接を経験している」「課外活動で、人と話すことや自分を表現することをたくさん経験してきた」「かなり対策を重ねてきたため、自信がある」といった声が寄せられた。
一方、自信がないとした学生からは、「想定していなかった質問をされた場合に、対応できるか不安」「インターンシップの面接を受けた際に、緊張してうまく話せなかった経験がある」「面接で自信をもって話せるようになるには、もっと自己分析が必要だと思う」などの声が上がっている。
面接で自信をもって話せることは、「学生時代に力を入れたこと」が51.1%で最多。次いで「アルバイトの経験」(39.6%)、「サークルの経験」(25.3%)が続いた。
「部活動でキャプテンをしていたときの経験や、大会で結果を残した実績について話したい」「留学中に、自分が成長したと証明できるエピソードがある」、「サークル活動を主体的に取り組んだので、具体的なエピソードを交えて話すことができると思う」などの声が寄せられた。
逆質問(学生から企業への質問)で質問したいことを聞いたところ、「働く環境に関すること」が44.7%で最多だった。次いで、「どのような社員が活躍しているか」(37.2%)、「新入社員・若手社員に期待すること」(34.6%)が続いた。
「実際に働いている社員の方から、ホームページなどではわからない社風や社内環境について聞きたい」「会社が求める人物像を知り、自分が目指すべき姿や目標を明確にしたい」「会社の方向性と、自身の目指すものが合致するかを知りたい」といった声が上がった。
面接での逆質問を通じて、「社風・環境」や「自身が活躍できそうか」、「キャリアプランと合致するか」などを確かめたいという意向がうかがえた。