ノマドマーケティングは「義実家に関するアンケート調査」結果を12月13日に発表した。同調査は2024年11月7日~2024年11月15日の期間、全国の30歳~59歳までの既婚男女3,000人を対象にインターネットを用いて行われた。
義実家との関係が良好かどうか聞いたところ、「とても良好だと思う」「まあまあ良好だと思う」と回答した人が、男女ともに半数を超えた。反対に、「あまり良好でない」「まったく良好でない」は、男性より女性の回答割合が高い結果となった。
次に、義実家に行きたくないか尋ねたところ、「はい(行きたくない)」は男性が約3割・女性は約5割と、女性の方が「行きたくない」と回答した割合が高くなった。
年代別で見ると、特に「行きたくない」と回答した割合が高かったのは、40代女性(53.48%)と50代女性(50.62%)だった。
次に、「義実家に行きたくない」と回答した人に、なぜ義実家に行きたくないのかを聞いたところ、男女ともに断トツだったのは「気を遣う」(777人)だった。次いで「疲れる」(597人)、「会話が続かない」(374人)、「義両親と性格が合わない」(263)と続く。
また、特に女性の回答割合が高かったのは「配偶者が気を遣ってくれない」という項目。義実家に行っても義両親の相手を任されたり、家事の手伝いをさせられたりするなどの理由が挙げられた。
「義実家に行きたくない」と回答した人に、義実家に行くとしたらどれくらいのペース(頻度)を希望するか聞いたところ、「冠婚葬祭だけ」「盆や正月だけ」の回答が特に多くなった。中には、「二度と行きたくない」「絶縁中」という回答も寄せられた。
次に、お互いの実家のことで配偶者と喧嘩(けんか)したことがあるかを尋ね、実際に喧嘩した理由を見てみると、「義父・義母との関係」についてが最多だった。次いで、「義両親以外の親戚」、「配偶者の祖父母や兄弟姉妹」、「甥・姪」、「義両親の兄弟姉妹」などとの関係が、喧嘩の原因になったという回答が多くなっている。
また、義実家に関する喧嘩で、配偶者と離婚を考えたことがあるかどうかを聞いたところ、「はい(離婚を考えたことがある)」と回答したのは、男女どちらも4割ほどだった。
義実家にいるときの配偶者の嫌なところを聞いたところ、さまざまな回答が寄せられたが、多くは妻が夫に不満を抱いていることがわかった。
特に、「昼寝してしまう」「スマホやゲームばかりする」という回答が多く、気を遣わずのんびりできる一方、一緒に行った妻は手持ち無沙汰になったり、義両親の話し相手をせざるを得ない状況になったりすることが挙げられた。
最後に、義実家に行くのを断るときの理由について聞いたところ、最多は「体調不良」だった。また、「仕事」と回答した人も多かったものの、中には調整してほしいと配偶者に言われるケースもあった。