アル・シャバブ・リヤドを率いるペレイラ監督 [写真]=Getty Images

 プレミアリーグのウルヴァーハンプトン(ウルヴス)が、アル・シャバブ・リヤドを率いるヴィトール・ペレイラ監督と指揮官就任で基本合意に至ったようだ。17日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 今年8月にガリー・オニール監督との契約を2028年まで延長し、2024-25シーズン開幕を迎えたウルヴス。しかし、9月中旬から公式戦6連敗を記録するなど成績が低迷してしまう。11月のプレミアリーグでは、9日第11節サウサンプトン戦(○2-0)、23日第12節フルアム戦(○2-0)と連勝を達成したものの、以降から現在までは4連敗中と不振の波を乗り越えられず。ここまでわずか2勝の19位に沈み、同クラブは15日にオニール監督の退任を発表した。

 後任に注目が集まるなか、『BBC』はウルヴスがアル・シャバブ・リヤドを率いるペレイラ監督と契約合意したと報道。すでにウルヴスが約100万ユーロ(約1億6000万円)の契約解除金を支払ったと主張しつつ、「正式な契約はまだ締結されていないものの、交渉が順調に進んだため、後になって問題が発生することは予想されていない」と報じている。

 現在56歳のペレイラ監督は、現役時代に母国ポルトガルの国内クラブで活躍。29歳で引退を決断して指導者へと転身した。2010年からはポルトでアシスタントコーチを務め、アンドレ・ビラス・ボアス監督の右腕としてヨーロッパリーグ優勝を含む三冠達成に貢献。同年6月より内部昇格という形でポルトの指揮官に就任し、以降はオリンピアコスやフェネルバフチェなどで監督を歴任した。2024年2月には、サウジ・プロフェッショナルリーグのアル・シャバブ・リヤドで指揮官に就任。同クラブは現時点でリーグ6位につけている。