名古屋グランパスは17日、日本代表DF森下龍矢が期限付き移籍先のレギア・ワルシャワへと完全移籍することを発表した。
1997年4月11日生まれの森下は現在27歳。2020年に明治大学からサガン鳥栖へと入団すると、翌2021年に名古屋グランパスに加入した。豊富な運動量と爆発的なスピードでサイドを制圧し、在籍3年で公式戦通算122試合に出場し7得点8アシストを記録。また、クラブ史上初のルヴァンカップ優勝にも貢献した他、昨年6月には本拠地『豊田スタジアム』で日本代表デビューも果たしている。
そんな森下は今冬、自身初の海外挑戦を決断。ポーランド屈指の名門であるレギア・ワルシャワに期限付き移籍加入すると、コンスタントにプレータイムを確保した。迎えた今シーズンは、これまで主戦場としてきたサイドバックやウイングバックではなく、インサイドハーフやウィングといった攻撃的なポジションを任されることに。その結果、ここまで公式戦30試合に出場し7得点8アシストとキャリアハイを更新し続けている。
“本気好青年”の愛称で、選手やスタッフ、そしてサポーターに愛された森下。3年間過ごした名古屋グランパスから、夢見た欧州最前線へと“熱く”走り始めた同選手は、クラブ公式サイトにて心境をコメントしている。
「このたび、レギア・ワルシャワに完全移籍することになりました。名古屋での3年間は、思い出すとつい笑みが溢れてしまうことばかりです。幸せな3年間でした。“名古屋の森下”と言われるのが大好きでした。名古屋の選手としてプレーすることに誇りを感じていました。3年間支えてくれたグランパスファミリーの皆さん、尊敬する監督、スタッフ、仲間、名古屋でプレーする機会を与えてくれた皆さんに心から感謝を伝えたいです。最後に、名古屋グランパスファミリーの一員にしていただきありがとうございました。皆さんからもらった人生で唯一のチャントは僕の宝物です。それを胸に夢に挑んできます」
また、完全移籍に切り替わった森下は、レギア・ワルシャワと2028年夏までの新契約を締結。クラブ公式サイトにて、新たな決意を述べている。
「この1年間、ポーランドで僕を助けてくれたすべての人々に本当に感謝しています。レギアのような素晴らしいクラブでキャリアを続けられることが、とても嬉しいです。これからも一生懸命、謙虚に、そして全力で頑張りたいと思います」