Jリーグは17日、2026-27シーズンからのシーズン移行期における『特別大会』の開催を発表した。
2026-27シーズンより、大会開催シーズンを“春秋制”から、“秋春制”へと移行するJリーグ。その移行期にあたる2026年前半について、『特別大会』を開催することが決定したとのことだ。J1リーグに関しては、20クラブを2つのグループに分け、2回戦総当たり方式のリーグ戦を実施。その後、各グループの同順位同士によるホーム&アウェイ方式の2試合を行い、最終順位を確定させるという。なお、優勝したクラブには、2026-27シーズンのACLエリートの出場権が与えられることも併せて伝えている。
◆■『特別大会』の概要J1リーグ特別大会
J1リーグに所属する20チームが参加/全200試合
▼大会方式
●地域リーグラウンドとプレーオフラウンドの2部構成
●特別大会による降格はなし
①地域リーグラウンド(全180試合)
・地域ごとに2グループ(各10チーム)に分け、各グループで2回戦総当たり(ホーム&アウェイ方式)のリーグ戦
※グループ分けは、2025シーズン終了後の昇降格を経て決定
※降雪地域(2、3月頃にホーム開催ができない)クラブのバランスや、同都道府県クラブができる限り同グループになるように等、調整の上で決定
②プレーオフラウンド(全20試合)
・各グループの同順位同士でホーム&アウェイ方式の2試合を行い、最終順位を決定
▼試合方式
①地域リーグラウンド
・90分間(前後半各45分)の試合を行い、勝敗が決しない場合はPK戦によって決定
・勝ち点は90分での勝利3点、PK戦による勝利2点、PK戦による敗戦1点、90分での敗戦0点
※延長戦は行わない
②プレーオフラウンド
・90分間(前後半各45分)の試合を行い、勝敗が決しない場合は引き分けとする
・ただし、第2戦終了後に勝敗が決しない場合は30分間(前後半各15分)の延長戦を行い、それでも決しない場合はPK戦を実施
▼賞金
1位:1.5億円、2位:6000万円、3位:3000万円
▼理念強化配分金
競技順位:総額8.1億円
人気順位:総額2.7億円
▼特別助成金
・地域リーグラウンド:勝点1ごとに200万円、総額10.8億円
・プレーオフラウンド:1~20位の最終順位ごと、総額1.2億円
▼ACLエリート 202627シーズンの出場枠
・2025明治安田J1リーグのACLエリート枠を「通常の3枠」から「2枠」へと変更
・2026J1リーグ特別大会のACLエリート枠を「1枠」とし、1位クラブが該当
・枠の優先順位
1枠目:2025明治安田J1リーグ優勝クラブ
2枠目:2026J1リーグ特別大会優勝クラブ
3枠目:2025明治安田J1リーグ準優勝クラブ
※重複等によって繰り上げがある場合は、2025明治安田J1リーグ順位より繰り上げる
※ACL出場枠については、AFCクラブコンペティションランキングによって変動の可能性あり
J2・J3リーグ特別大会
J2リーグ・J3リーグに所属する計40チームが参加/全400試合
▼大会方式
●地域リーグラウンドとプレーオフラウンドの2部構成
●特別大会による昇降格はなし。JFLとの昇降格もなし
①地域リーグラウンド(全360試合)
・地域ごとに4グループ(各10チーム)に分け、各グループで2回戦総当たり(ホーム&アウェイ方式)のリーグ戦
※グループ分けは、2025シーズン終了後の昇降格を経て決定
※降雪地域(2、3月頃にホーム開催ができない)クラブのバランスや、同都道府県クラブができる限り同グループになるように等、調整の上で決定
②プレーオフラウンド(全40試合)
・各グループの同順位同士の4チームで1試合制のノックアウト方式
・2回戦は勝利チーム同士、敗戦チーム同士で試合を行い、各トーナメント内での順位を決めて、最終順位を決定
▼試合方式
①地域リーグラウンド
90分間(前後半各45分)の試合を行い、勝敗が決しない場合はPK戦によって決定
・勝点は90分での勝利3点、PK戦による勝利2点、PK戦による敗戦1点、90分での敗戦0点
※延長戦は行わない
②プレーオフラウンド
・90分間(前後半各45分)の試合を行い、勝敗が決しない場合は30分間(前後半各15分)の延長戦を行い、それでも勝敗が決しない場合はPK戦
▼賞金
1位:1500万円、2位:750万円、3位:250万円
▼特別助成金
地域リーグラウンド:勝点1ごとに50万円、総額5.4億円
プレーオフラウンド:1~40位の最終順位ごと、総額6000万円