アドビは12月16日、デザインツール「Adobe Express」の12月アップデートとして、3つの新機能を発表した。発表された新機能は以下のようなもの。

年賀状メーカー(ベータ版)が期間限定で登場(デスクトップ版)

  • 年賀状メーカー

    年賀状メーカー(ベータ版)

デスクトップ版のAdobe Expressに、簡単にお年賀メッセージを作成できる「年賀状メーカー(ベータ版)」が期間限定で登場した。無料テンプレートを利用し、写真や文字を自由に入れ替えることで、巳(へび)年にふさわしいオリジナル年賀状を手軽にデザインすることが可能。「年賀状メーカー(ベータ版)」はAdobeのWebサイトで利用できる。

iPad版Adobe Expressの最新バージョンが全ユーザー向けに公開

  • iPad版Expressが生成AI機能搭載の最新バージョンに

    iPad版Adobe Expressの最新バージョン

iPad版のAdobe Expressでは、生成AI機能を搭載した最新バージョンが新規ユーザーだけでなく既存ユーザーも含む全ユーザー向けとしてリリースされた。「画像を生成」「オブジェクトの削除・挿入」といった高度なAI機能を利用できるほか、手書きで作成した構成やスタイルの指定に基づいて画像を生成できるようになっている。

iPad版でも豊富なテンプレートを利用した年賀状の作成が行える。「年賀状」と検索すればお正月向けのテンプレートが使えるほか、「デザイン素材」から「謹賀新年」のイラストを追加したり、アドオン機能で「Irasutoya」を検索することで、いらすとや提供のかわいらしい蛇の素材なども追加できる。

加えて、豊富なフォントや効果音を活用し、静止画や動画コンテンツを自由にカスタマイズできる。「手書き」機能では文字やイラストを追加でき、線のスタイルを指定してオリジナル装飾も楽しめる。作成したコンテンツは、用途に応じてPNG/MP4/PDFの各形式でダウンロード可能だ。

  • 手書き機能

    手書き機能

Adobe Expressが「Box」のデフォルト画像エディタに

  • 「Box」との連携

    「Box」との連携

クラウドストレージサービス「Box」との提携により、BoxユーザーはAdobe Expressをデフォルトの画像エディタとして利用できるようになった。これにより、Box内で直接ビジュアルコンテンツの作成・編集が可能となり、商用利用に安心な生成AIを活用して、安全かつ効率的にコンテンツ制作を進めることが可能となる。