JR東日本は17日、「JRE ID」の提供を2025年2月から開始する予定と発表した。JR東日本グループの統合IDサービスである「JRE ID」を利用することで、JR東日本グループのさまざまなデジタルサービスを1つのIDでシームレスに利用できるようになるという。
「JRE ID」は、JR東日本グループの中長期ビジネス成長戦略「Beyond the Border」で基盤となる新たな「デジタルプラットフォーム」の構築に向け、その一端であるID統合化を担う。「モバイルSuica」「えきねっと」等の各種IDを「JRE ID」に統合し、JR東日本グループのデジタルサービスを一体化することで、シームレスな利用を可能にする。
専用のウェブサイトも開設し、「JRE ID」で利用できるサービスの一覧を案内している。統合IDサービスを開始する2025年2月(予定)以降、「モバイルSuica」をはじめ「JRE ID」で利用可能なサービスを順次拡大していく予定。今後、「Suicaにチャージ」「きっぷ予約」「経路検索」「オンラインショッピング」といったサービスが「JRE ID」ひとつでログイン可能になる。
対象サービスを既存のIDで利用する場合、「JRE ID」の提供開始日以降に既存のIDでログインした後、「JRE ID」へ切替えを行う必要があり、詳細は「各サービスのWEBサイトをご確認ください」とのこと。対象サービスの新規登録時も「JRE ID」を利用する必要があるが、「JRE ID」サイトからの新規登録はできず、「各サービスからの新規登録または切り替えによる登録のみ」としている。