森下はレギア・ワルシャワで活躍を続けている [写真]=Getty Images

 レギア・ワルシャワに所属する森下龍矢が、11月のエクストラクラサ(ポーランド1部リーグ)月間最優秀選手(MVP)候補にノミネートされた。

 今年1月にレギア・ワルシャワへ期限付き移籍加入した森下は、秋春制のシーズンを跨いで2年目を迎えている。森下はサガン鳥栖や名古屋グランパス在籍時にはサイドバックやウイングバックを主戦場としており、加入1年目のシーズンは3バックのシステムを採用するチームにおいてウイングバックでプレーする機会が多かったものの、今季に入るとより攻撃的な立ち位置を任されるようになる。ゴンサロ・フェイオ監督の下、インサイドハーフやウイングでの起用回数が増加。それと同時に、ゴール関与数も増えており、ここまで行われた今季の公式戦では30試合のピッチに立って7ゴール8アシストを記録している。

 そんな森下は、11月に行われたエクストラクラサで全3試合に先発出場。ゴールやアシストこそなかったものの、チームが2勝1敗と勝ち越して11月を終えることに大きく貢献していた。エクストラクラサは森下の働きを高く評価し、チームメイトのスペイン人FWマルク・グアルとともに、11月の月間最優秀選手候補に選出。最終的なMVPはエクストラクラサに身を置く全18クラブのキャプテンの投票によって決定。ファン投票も行われており、1位に輝いた選手には1票が追加される。

 なお、森下は11月28日に行われたカンファレンスリーグ(ECL)・リーグフェーズ第4節のオモニア・ニコシア戦から、公式戦5試合で4ゴールを記録するなど好調をキープ。この後、エクストラクラサはおよそ2カ月間のウインターブレイクに突入するが、レギア・ワルシャワは19日にECL・リーグフェーズ最終節で、小杉啓太が所属するユールゴーデンとの一戦が控えている。現在ECLで2試合連続ゴール中の森下は、3戦連発を記録して気持ち良くウインターブレイクに入ることができるだろうか。

 11月のエクストラクラサ月間最優秀選手候補の10名は下記の通り。

◆■エクストラクラサ 11月月間MVP候補

マルク・グアル(レギア・ワルシャワ)
ヘスス・イマス(ヤギエロニア)
エリック・ヤンザ(グールニク・ザブジェ)
ジェアン・カルロス・シウヴァ(ラクフ・チェンストホヴァ)
ベンヤミン・カルマン(クラコヴィア)
エフティミス・クルリス(ポゴニ・シュチェチン)
カミル・ルコシェク(グールニク・ザブジェ)
森下龍矢(レギア・ワルシャワ)
サムエル・ムラズ(モトル・ルブリン)
ピオトル・ヴラズウォ(スタル・ミェレツ)

【ハイライト動画】森下は直近のエクストラクラサでもゴールを記録