ヤマルはレガネス戦で75分までピッチに立ったが… [写真]= Icon Sport via Getty Images

 バルセロナは16日、同クラブに所属するスペイン代表FWラミン・ヤマルのメディカルレポートを発表した。

 ヤマルについては、15日に行われたラ・リーガ第17節レガネス戦に先発出場。同試合の16分、ペナルティエリア手前右寄りの位置でボールを受け、カットインしようとした際、相手選手のスライディングタックルによって右足首を捻ってしまう。ただし、1度は倒れ込みながらも、治療を経てピッチへ戻り、75分にスペイン代表MFガビと交代するまでプレーを継続していた。

 同試合、バルセロナは序盤にセットプレーから許した1点を最後まで返すことができず、0-1で敗北。これでラ・リーガ直近6試合の成績は1勝2分3敗となった。首位の座を守ってはいるものの、今節を勝利し、1試合消化が少ないアトレティコ・マドリードに勝ち点で並ばれている。

 今夏にハンジ・フリック監督を迎え入れてから、初めて苦境に立たされているなか、追い討ちをかけるような状況が発生してしまった。バルセロナは16日、同日午前に行われたヤマルの検査結果を報告。右足首のじん帯にグレード1の損傷が確認されたという。3〜4週間程度の離脱となることが伝えられた。

 今シーズン、ヤマルは不動の右ウインガーとしてここまで行われたバルセロナの公式戦21試合のピッチに立ち、6ゴール12アシストを記録している。だが、11月には同じく右足首を痛め、戦線を離れていた。当時はインターナショナルマッチウィークを挟んでいた影響で、離脱したのはラ・リーガ2試合、チャンピオンズリーグ(CL)1試合の計3試合のみ。11月30日に行われたラ・リーガ第15節ラス・パルマス戦(●1-2)で復帰を果たすと、以降は再び先発に戻って連戦を戦っていた。

 だが、今回再び右足首の負傷に見舞われるとなってしまった。バルセロナは21日、年内最後のラ・リーガで、アトレティコ・マドリードとの“首位決戦”を控えているが、同試合はヤマルを欠いた状態で臨むことが決定。年明けにはサウジアラビア開催のスーペルコパ・デ・エスパーニャが控えているが、同大会にも間に合わない可能性がある。

 バルセロナは今季序盤戦から好調を維持してきたが、ここに来て不穏な空気が漂い始めている。ヤマル不在のなか、現在公式戦11連勝中と好調のアトレティコ・マドリードをホームで撃破し、気持ち良く新年を迎えることはできるだろうか。

【ハイライト動画】セットプレーの1点でレガネスがバルサ撃破