LINEヤフーは12月16日、同社が運営する「LINEリサーチ」が、全国の10代から60代の男女を対象に実施した、スマホゲームのプレイ頻度やハマっているスマホゲームに関する調査結果を発表した。スマホゲームのプレイ頻度は若い世代で高く、ハマっているゲームは年齢や性別で異なる傾向がみられた。男性では「Pokémon GO」、女性では「LINE:ディズニー ツムツム」が人気を集めた。

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    スマホゲームをしている頻度やハマっているスマホゲームは?(出典:LINEリサーチ)

スマホゲームのプレイ頻度を尋ねると、全体では「ほぼ毎日」が約5割で最多となった一方で、「まったくしない」は約3割半ばとなった。

年代別でみると、「ほぼ毎日」と回答した割合が10代で約6割、20代で5割台半ばと特に高い結果に。一方、「まったくしない」は年代が上がるほど高くなり、60代では5割弱であった。

男女別では、「ほぼ毎日」と回答した割合が10代男性で約7割、20代男性で6割強と高い一方で、女性では「ほぼ毎日」の割合に年代による大きな差は見られなかった。

  • グラフ:スマホゲームをしている頻度

    スマホゲームをしている頻度、「ほぼ毎日」は10代で約6割と最も高い(出典:LINEリサーチ)

普段スマホゲームをプレイしている人を対象に、39タイトルの中から「ハマっているゲーム」を最大5つまで選んでもらったところ、全体では、「この中にはない/特にない」と回答した人が4割強。多くのスマホゲームタイトルが存在する中で、調査対象外のゲームにハマっている人や、ハマるとまではいかない人もいると考えられる。

男性は「Pokémon GO」「LINE:ディズニー ツムツム」「モンスターストライク(モンスト)」がTOP3で人気が拮抗している。3位の「モンスターストライク」と4位の「プロ野球スピリッツA」は特に10~20代男性から支持を集めている。5位以降では、「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」「ドラゴンクエストウォーク」「原神」といった、モバイルRPG系タイトルも多くランクインした。

一方、女性では「LINE:ディズニー ツムツム」と「LINE ポコポコ」がTOP2に。このほか、「スイカゲーム」「ロイヤルマッチ(Royal Match)」「トゥーンブラスト(Toon Blast)」など、パズルゲームが多くランクインしている。

  • ハマっているゲームランキング

    男性は「Pokémon GO」、女性は「LINE:ディズニー ツムツム」が1位(出典:LINEリサーチ)

スマホゲームを「ほぼ毎日」プレイする割合が高い10代では、「原神」「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」「モンスターストライク」「プロ野球スピリッツA」が上位となったが、男女で傾向が異なった。

10代女性では「原神」と「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」の人気が高い一方、10代男性では「モンスターストライク」と「プロ野球スピリッツA」の支持が高い。

20代・30代では、睡眠を計測・記録するゲームアプリ「Pokémon Sleep(ポケモンスリープ)」が5位以内にランクイン。また、30代以上では「Pokémon GO」も人気で、実際に歩くことで遊べるゲームが健康意識の高まる年代で特に支持を集めているとみられる。

なお、このレポートは、全国の15歳から69歳の男女LINEユーザーを対象に、「LINEリサーチ」が11月8日から11日の期間にスマートフォンを使用したWeb調査を実施した結果をもとに作成されている。なお、ここで言う「スマホゲーム」とは、App StoreやGoogle Playストアなどから専用アプリをスマートフォンにダウンロードしてプレイするゲームを指す。