リクスタは12月4日、「2025年初詣にオススメ(お寺)年間総合トレンドアクセスランキング東西ベスト20」を発表した。集計期間は2023年11月1日~2024年10月31日。「神社がいいね・お寺がいいね((Web)」、「お寺がいいね」「御朱印帳」アプリのデータベースから「オススメ度」が4.0以上のお寺を抽出し、検索数の多かったお寺を集計した。
東日本第1位は「金龍山 浅草寺」
東日本第1位に輝いたのは、東京都台東区、「金龍山 浅草寺(きんりゅうざん せんそうじ)」だった。(ユーザーオススメ度4.4)。3年連続の1位となる。国内外で人気のある「雷門」や「仲見世通り」などが有名。今年は浅草寺付近で行われる「浅草サンバカーニバル」が5年ぶりの本格開催となったことも話題にのぼった。第2位は愛知県名古屋市にある「流光院(りゅうこういん)」(ユーザーオススメ度4.9)。住宅街に佇む小さなお寺で、かわいいお地蔵様が描かれた御朱印で人気のお寺だ。第3位は、東京都台東区にある「東叡山 寛永寺(とうえいざん かんえいじ)」(ユーザーオススメ度4.1)。天海僧正によって建立されたお寺で、来年(2025年)には創建400周年を迎える。徳川将軍家の菩提寺も兼ねており、五代将軍「綱吉」、八代将軍「吉宗」など6人の将軍の墓所がある。今年は通常非公開の部分も含む全ての「徳川将軍御霊廟(墓所)」の特別参拝ツアーが開催された。第4位に同じく徳川家の菩提寺である「三縁山 広度院 増上寺(さんえんざん こうどいん ぞうじょうじ)」がランクイン(ユーザーオススメ度4.4)。ここには二代将軍「秀忠」を始めとする6人の将軍の墓所がある。
西日本第1位は「音羽山 清水寺」
西日本で第1位となったのは、京都府京都市にある「音羽山 清水寺(おとわさん きよみずでら)」だった。(ユーザーオススメ度4.5)。東日本第1位「浅草寺」と共に3年続けての1位となる。ことわざでも知られる「清水の舞台」からは京都市内を一望する事ができる。第2位は、同じく京都市にある「北山 鹿苑寺(ほくざん ろくおんじ)」(ユーザーオススメ度4.4)。「金閣寺(きんかくじ)」の通称で知られ、室町幕府三代将軍・足利義満によって建立された北山文化を代表するお寺。第3位も、京都市の「東福寺(とうふくじ)」(ユーザーオススメ度4.2)。日本最古ともいわれ国宝にも指定されている「三門」や、「通天橋」などの三名橋が有名なお寺。第5位は「教王護國寺(きょうおうごこくじ)」(ユーザーオススメ度4.6)。通称「東寺(とうじ)」、唯一残る平安京の遺構であり、1994年には「古都京都の文化財」の構成資産として世界遺産に登録された。また、国宝に指定されている「五重塔」は高さ約55メートルで現存する木造建築としては日本一の高さを誇る。
「三縁山 宝珠院」などが初ランクイン
今回初のランクインとなったお寺は11件(東日本6件、西日本5件)。新規ランクインには、東日本第19位の「三縁山 宝珠院(さんえんざん ほうしゅいん)」(東京都港区)。東日本第4位「増上寺」の裏手に位置し、正月には毎年開催される「港七福神めぐり」の「弁財天」をお参りする人でにぎわう。西日本第20位「東山 慈照寺(とうざん じしょうじ)」(京都府京都市)。西日本第3位「鹿苑寺(金閣寺)」と共に「京都三閣」に数えられている。東山文化の「わびさび」を象徴するお寺で、「銀閣寺(ぎんかくじ)」の通称でも知られている。