茨城県の南東部に位置する鹿嶋市(かしまし)は、東に太平洋、西に北浦を臨む、豊かな自然環境に恵まれたまち。まちに沿う鹿島灘は、太平洋から流れ込む日本海流(黒潮)と三陸沖から流れ込む千島海流(親潮)がぶつかり合う潮目で、広大な砂浜と栄養が豊かな漁場となっています。冬場は、寒ヒラメや鹿島たこ、鹿島灘はまぐりなどが、荒波に揉まれ肉厚に育つのだそう。

また同市は、古くは神武天皇元年(紀元前660年)に創建された鹿島神宮の門前町として栄え、昭和30年代後半からの鹿島開発により、鹿島臨海工業地帯が形成され、工業都市として発展しました。

現在は国内三大タイトルおよびACLを合わせ、最多のタイトル数(20冠)を誇るサッカーチーム「鹿島アントラーズ」のホームタウンとして「サッカーのまち」とも呼ばれ、悠久の歴史と工業、スポーツが共存するまちとなっています。

今回紹介するのは、鹿嶋市の観光スポットでもあり学びの場でもある「茨城県栽培漁業センター」。鹿島灘はまぐりなど6種類の稚貝、稚魚を人工的に育てて放流している施設とは、一体どのようなところなのでしょうか。

本稿では、マイナビふるさと納税担当者が、気になったイベントとふるさと納税返礼品を紹介していきます。

今回は「茨城県栽培漁業センター」の詳細と返礼品などについて調べてみました!

鹿嶋市の観光スポット「茨城県栽培漁業センター」について

・茨城県鹿嶋市平井2287
・アクセス:【車】東関東自動車道潮来ICより約20分、東水戸道路水戸大洗ICより約60分

食べられるサイズになるまで育てている「養殖漁業」とは違い、卵から稚魚や稚貝をある程度の大きさになるまで育て海に放流する方法である「栽培漁業」を行う施設「茨城県栽培漁業センター」。

魚介資源を増やすため、特産品であるヒラメや鹿島灘はまぐり、川釣りで有名なアユや高級食材アワビなども栽培。ほか、ソイ類やマコガレイなど6種類の稚魚・稚貝を人工的に育て放流しています。ヒラメとアワビは種苗の生産技術が確立し、安定した放流効果が得られているそうです。

また、種苗の種類や成長段階に合わせ、エサとなるさまざまな種類のプランクトンが培養されています。

展示施設では、魚介類の成長の様子などの映像や標本のほか、茨城の漁業の歴史を学べるパネル、エサやり体験ができる「屋外展示池」、海の生き物に触わることができる「タッチ水槽」があり、茨城の栽培漁業に触れられる設備が充実。

平井海水浴場に近いので、鹿島灘の潮風を感じることもできます。

平日に児童生徒が保護者とともに柔軟に、校外で体験や探究の学び・活動を行う時間や機会を得ることができる制度「ラーケーション」の、学びの部分で題材となる観光資源が多い、鹿嶋市の代表的な施設ともいえる「茨城県栽培漁業センター」。

県内では同市にしかない施設のため、県内はもちろん栃木県などの海に面していない県からも多くの見学者が訪れているそうです。

自治体からのメッセージ

鹿嶋市は、豊かな自然や悠久の歴史を誇る鹿島神宮をはじめとした歴史文化が充実しており、学びを目的とした休暇を楽しむラーケーションにおすすめのまち。

ラーケーションに! 鹿嶋市のふるさと納税返礼品について

パーソナリティー体験やダイビング体験など、ラーケーションにも最適な返礼品を紹介します。

『エフエムかしま』でパーソナリティー体験!!

・提供事業者:エフエムかしま市民放送株式会社
・茨城県鹿嶋市鉢形1527-1
・内容:1申し込みにつき、4名まで参加できます。
・寄附金額:3万5,000円

鹿嶋市からさまざまな地域情報を発信している、コミュニティー放送局「エフエムかしま」の生放送番組で10分間、当日のニュースや天気予報、お知らせなど、アナウンサーになりきって伝えるパーソナリティー体験ができます。鹿嶋近隣以外の人でもインターネット上で聞くことができるとのこと。

プールでの体験ダイビング(1名)

・提供事業者:ダイビングショップ マリブ
・茨城県鹿嶋市宮中5267
・内容:水着1枚で体験できるお手軽コース(1名)
・寄附金額:1万9,000円

水深3メートル・水温30℃の温水プールで無重力の浮遊感を体験! 水着1枚で気楽に体感できるお手軽コースで、ダイビング体験ができます。生体エネルギー応用水を使用した温水プールで、冬でもダイビングの練習ができる施設です。


今回は茨城県鹿嶋市の観光スポット「茨城県栽培漁業センター」と、体験型の返礼品を紹介しました。「栽培漁業」に触れられる施設で、子どもと一緒に学びながら楽しむことができます。パーソナリティー体験ができる返礼品は、将来アナウンサーや声の仕事をしたいと考えている子どもたちにおすすめとのこと。生放送での緊張感を味わえ、お仕事としてのFM局の裏側を見ることもできます。気になる方は一度チェックしてみてください。