画面収録とは、iOS 11のとき登場したiPhoneの画面の動きそのままを動画化する機能のこと。いわば「スクリーンショットの動画版」で、アプリを使用している様子やその動きはもちろん、ロック画面やコントロールセンターを操作しているところも動画として残せます。スクリーンショットでは表現できない"動き"を、画面収録ならば表現できるのです。

画面収録では、iPhoneのオーディオ出力も記録できます。ここでいうオーディオ出力とは、アプリやiOSが発する効果音などさまざまな音(内部音声)のことで、本来スピーカーやイヤホンで聴くはずの音が画面の動きとともに録音される、と理解すればいいでしょう。

一方、マイクで取り込んだ外部音声を録音することもできます。コントロールセンターに追加した画面収録ボタンを長押しすると現れる画面で、マイクをオン(ボタンは赤く変化)にすれば、内部音声にあわせて自分の声や周囲の音も録音されるようになります。ただし、キャリア通話やFaceTimeオーディオの通話内容は録音の対象外で、無音状態となります。

ところで、コントロールセンターから画面収録を起動したとき表示されるアプリは、LINEやFacebookメッセンジャーなど画面収録に対応したアプリであることを意味します。それらアプリのいずれかをチェックしてから画面収録を開始すれば、iPhoneのホーム画面やアプリの画面をほぼリアルタイムに共有/配信(ブロードキャスト)できます。

  • 画面収録開始前にマイクをオンにしておくと、外部音声も録音できます