ミランがアメリカ代表FWクリスティアン・プリシッチとの契約延長を画策しているようだ。15日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。
現在26歳のプリシッチは2015年2月にドルトムントの下部組織に加入し、約1年後に17歳でトップチームデビューを飾った。2019年1月にはチェルシーへの完全移籍が決定。半年間のレンタルを経て正式に同クラブの一員となると、公式戦通算145試合で26ゴール19アシストをマークし、チャンピオンズリーグ(CL)やFIFAクラブワールドカップ制覇に貢献した。昨シーズンからはミランに活躍の場を移している。
初挑戦となったセリエAでいきなり二桁ゴールを記録し、在籍2年目の今シーズンもここまで公式戦20試合の出場で8ゴール6アシストをマークするなど、攻撃の中心として存在感を放っているプリシッチ。ミランとの現行契約は2027年6月末まで残っているが、クラブは契約延長に向けた交渉を進めており、すでに詳細部分の最終的な調整を行う段階にまで到達しているようだ。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ミランは契約期間を少なくとも2028年6月末まで延長したいと考えており、1年間の延長オプションを付けることも検討しているという。新契約が締結された場合、プリシッチの年俸は400万ユーロ(約6億5000万円)から500万ユーロ(約8億円)程度まで増額となり、クラブ内で最も高い給与を受け取る選手の1人になるという。
また、ミランはフランス代表GKマイク・メニャンとオランダ代表MFタイアニ・ラインデルスとの契約延長にも近づいている模様。両選手ともに新たな契約期間は2029年6月末までとなり、給与も増額となる可能性が高いようだ。