近畿日本鉄道は、けいはんな線のダイヤ変更を2025年1月11日に実施すると発表した。相互直通運転を行う大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)中央線のダイヤ改正(1回目)と同日に実施し、早朝の一部列車で運転区間を延長。生駒~学研奈良登美ヶ丘間の始発列車を繰り上げる。
ダイヤ変更に伴う早朝の運転区間変更と始発列車の運転時刻繰上げは平日・土休日ともに実施。現在、生駒駅5時17分発で運転される始発列車(コスモスクエア行)を学研奈良登美ヶ丘駅5時7分発として運転区間を延長し、学研奈良登美ヶ丘駅からの始発列車を繰り上げる。続いて運転される生駒駅5時37分発の列車も、ダイヤ変更で学研奈良登美ヶ丘駅5時27分発とし、運転区間を延長する。
利用状況に応じた運転区間・時刻の見直しも行う。一例として、早朝5時台は生駒駅始発の列車2本を学研奈良登美ヶ丘駅始発に変更しつつ、後続の列車が見直しに。早朝5時台に学研奈良登美ヶ丘駅を発車する列車の本数に関して、1月11日以降、平日は4本(5時7・27・46・55分発)で現行ダイヤより1本増える一方、土休日は3本(5時7・27・46分発)で現行と同じ本数になっている。
なお、大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)も2025年1月11・19日に中央線のダイヤ改正を行うと発表。1月11日のダイヤ改正(1回目)で、現在はコスモスクエア発生駒行で運転している下り初発列車の行先を変更し、コスモスクエア駅5時6分発・学研奈良登美ヶ丘駅6時2分着として運転区間を延長するとしている。1月19日にもダイヤ改正(2回目)を行い、中央線の新たな初終発駅として夢洲駅が開業。現行のコスモスクエア行を同日から夢洲行に変更して運転する。