NTTドコモ モバイル社会研究所は12月16日、2024年1月に実施した一般向けモバイル動向調査の結果から、携帯電話のマナーやSNSに関する行動実態を分析したレポートを公開した。SNSを利用している人ほど「ながらスマホ」を行う傾向あることが明らかになった。
全国の15歳~79歳を対象に、LINE利用とながらスマホ(食事中/歩行中/人ごみ中)の関係を調査した結果、LINE利用者ほどながらスマホをする傾向があることが判明した。特に、LINEを1日3回以上利用する人の半数以上がながらスマホを行っているという。一方、LINEを毎日は利用しない人(1日1回未満の利用)では、ながらスマホを行っているのは30%台にとどまっている。
次に、LINEの利用頻度とながらスマホの利用率を年代別に比較した結果、どの年代でも、LINEの利用頻度が高いほどながらスマホを行う割合が高い傾向が確認された。特に、10代~30代でながらスマホを行う割合が最も高いことが明らかになった。
また、XとInstagramについても、ながらスマホとの関係を調査したところ、LINEほど明確な差は見られなかったが、利用頻度に関係なく半数以上がながらスマホを行う傾向があることが判明した。
昨今、ながらスマホやSNS利用に関する問題が増加しており、11月1日から罰則が強化された。これらは、周囲に迷惑をかけたり、交通事故などにもつながったりする可能性があることから、同社は今後も携帯電話利用時の行動に関する調査を継続していくという。
なお、このレポートは2024年1月、全国の15~79歳男女を対象にモバイル社会研究所が実施したWeb調査の結果に基づく。