パナソニックが2024年10月に発売した最新ブルーレイレコーダー「全自動ディーガ」2024年モデルは、4K対応モデルが2製品、2K対応モデルが3製品というラインナップ。
新たにホーム画面や編集画面のインタフェースを使いやすく刷新したほか、家族のプロフィールが作れるようになり、好みの番組や再生履歴をユーザーごとに分けられるようになりました。
2024年モデルのラインナップは以下の通り(価格は公式通販サイトより)。
4K放送対応 全自動ディーガ「4X」シリーズ
- DMR-4X403:148,500円
- DMR-4X1003:329,670円
2K放送対応 全自動ディーガ「2X」シリーズ
- DMR-2X603:168,300円
- DMR-2X303:89,100円
- DMR-2X203:67,320円
5機種の主な違いは4K対応か2K対応か、搭載チューナー数、内蔵HDDの容量など。「ドラマ・アニメ1クール自動録画」や「音声付き早見再生」など、主要な録画機能は同じです。
ディーガでは、指定したジャンル(ドラマ・アニメ)と時間帯(朝・午後・ゴールデンタイム・深夜)の番組を約90日間、自動録画・自動消去する「ドラマ・アニメ1クール自動録画」機能を2023年モデルから搭載。推しの出演作品を見逃したくない“推し活”要素を、全自動録画の大きな需要の1つと見込んでいます。
今回、パナソニックは「推し活に関する実態」調査を実施。YouTuberのMAICOさんを招いて、推し活に役立つディーガの「推しポイント」が紹介されました。
推し活に役立つディーガの機能は? 注目ポイントは3つ
パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社 ビジュアル・サウンドビジネスユニット 国内マーケティング部の落合洋介氏が挙げた、全自動ディーガの推し活ポイントは3つ。
1つは録画操作が不要の「全自動録画」である点。ディーガの全自動録画は、指定したチャンネルをまるごと自動で録画して一時的に保存するもの。見逃した番組も後からすぐ再生できることで、推しが出演していたことがSNSなどで番組終了後にわかったり、Webの見逃し配信まで終わってしまったりしていても、後から自由に再生可能です。
もう1つは刷新されたホーム画面。2024年モデルでは動画配信サービスのような使いやすいUIを意識したといい、落合氏は「どんな世代の人にも活用してもらえる」とアピールしました。プロフィール作成・切り替え機能も従来にはなかった新機能で、家族での使いやすさがアップしています。
3つ目はなんといっても、1分ごとのプレビュー画面から見たいシーンをすぐ再生できる「プレビューサーチ」。番組の再生中、下部に表示される1分ごとのプレビュー画像から見たいシーンを表示できる機能。再生時には10秒単位での送り/戻し操作もできます。落合氏によると「見たいシーンまでの秒数調整が今まで以上に簡単になっている」といい、より今の時代に合った再生方法だとしました。
落合氏にとって全自動ディーガは「救世主」とのこと。録画を逃したときに縋りつけばそのまま再生してくれることが推し活に向いていると話しました。
録画の編集画面が大きく進化! 「有意義な推し活をサポート」
ゲスト登壇したMAICOさんは、男性アイドルに関する多数の推し活動をしているYouTuber。普段からディーガで推し活を楽しんでいるというMAICOさんにとって、ディーガは「信頼のおける相棒」といいます。
推し活する上で多彩な機能が使えるディーガは「いるだけで安心して推し活できる。全部オールマイティにやろうとしたら時間が必要」と強く主張。デザインが新しくなった編集機能にも触れ、「編集が簡単になっているのも有難い。全自動録画が有意義な推し活をサポートしてくれる感じがして助かっています」と熱くコメントしました。
推し活でなぜ編集が重要なのか? というと、ストレージの容量が不足するのを避けるため。例えば2時間の情報番組の中で推しが5分登場する場合、残りの1時間55分は容量的に無駄になってしまいます。
ディーガの「全自動録画」ではストレージ容量がいっぱいになると、古い番組から自動で上書き消去していく仕様。容量不足で録画できない事態は解消できますが、「(推しが出ている可能性がある番組を)見逃したくない、消したくない、という気持ちがあるので編集作業は大事」(MAICOさん)なのです。
MAICOさんは「テレビでも何時何分くらいから出演しますと紹介されるものの、(画面内の時計が見られないと)何時何分がいつかわからない、ということがあったんですよ。でも編集画面で時間帯が出たり、推しがワイプで表示されたりすると、推しを見ながらよりうれしい気持ちで編集ができます」と推し活実践者ならではの視点を語りました。
ディーガ担当者は「10月に登場した2024年モデルの販売は非常に好調」と紹介。新モデルの中では、価格が(4K対応モデルと比べ)手が届きやすいことや、そもそも4Kコンテンツが少ないことなどから、2K対応モデルが量販店での売れ筋だといいます。「YouTubeのコンテンツも豊富で楽しいですが、やっぱり地上波で流れるテレビ番組のクオリティは高い。熱のこもったコンテンツをしっかり見てていただくのに適していると思います」と笑顔を見せていました。