フジテレビ系ドラマ『オクラ~迷宮入り事件捜査~』(毎週火曜21:00~)がこのほど、クランクアップを迎えた。最終話は、17日に放送される。

  • 『オクラ』クランクアップ

最後は、“オクラ”部署の撮影セットで、最終話のクライマックスに向けて緊迫するシーン。ラストカットを撮り終えて監督が最後の映像確認をする傍ら、「そろそろ終わるぞ!」「間もなくー!」とすでに現場全体が“チェックOK”の合図待ちのお祭りムードだ。そんな中、今作で初共演&初バディとなった反町隆史と杉野遥亮が、互いをたたえ合うようにハグを交わす一幕も見られた。

そしてついに「『オクラ』オールアップです!」のかけ声がかかると、キャスト、スタッフ全員の大きな拍手と「ヒュー!」という場を騒ぎ立てるガヤの声に包まれた。拍手がやんだところで、前田旺志郎、青木さやか、橋本じゅん、宇梶剛士らがそれぞれ4カ月間の撮影を振り返る。また、今作で元ヤン刑事という役柄に挑んだ白石麻衣が「元ヤン設定の役はこれで最後にしたいです(笑)」と明かすと、反町が「似合ってたぞー!」と声を上げて笑いを誘った。

続いて杉野が「ここでの出会いはすてきなご縁だなと思っていますし、皆さんと一生懸命に作品を作れたことは財産。自分がこの作品で受け取ったものを、いつか誰かに伝えていけるようにしていきたい」と、クールな刑事役とは違った軟らかい表情で語った。

そして最後に、杉野と共に座長として1クール現場をまとめ上げた反町は「若いスタッフを中心に気迫や元気さが垣間見える現場でお芝居ができて、俳優をやっていて本当に良かったなと思える瞬間がありました」と感慨深げに話し、プロデューサーに「12話(の撮影)はまだかな?」と冗談めかしながら全11話の撮影を締めくくった。

コメントは、以下の通り。

■反町隆史

「本当にお疲れ様でした。バディとして共に走り抜けた杉野くんの、まじめで一生懸命なところが大好き。若いながらに体当たりで一緒に付いてきてくれる姿が本当にうれしかったです。フジ制作の連続ドラマは約20年ぶりの主演だったのですが、スタッフのみなさんが本当に元気で温かい現場でした。若いスタッフを中心に気迫や元気さが垣間見える現場でお芝居ができて、俳優をやっていて本当に良かったなと思える瞬間がありました。一つだけ悔しい部分があるとしたら…大体クランクアップを迎えるときのシーンというのは、難しかったりカッコ良いせりふで撮影終了になることが多いんですけど、今日はただ寝ているだけのシーンで終わってしまって。そこはもう少し、カッコ良く終わりたかったな(笑)。(プロデューサーに向かって)ちなみに、12話(の撮影)はまだかな?まだまだ作っていきたいです。ありがとうございました!」

■杉野遥亮

「今日をもって“利己”と呼ばれるのが最後なんだと思うとさみしいです。個人的な思いにはなるのですが、今回はバディの反町さんから思いやりや愛情をたくさんいただきました。少し過保護なくらいの安心感で、自分自身の役に集中しながら撮影をすることができました。それを見守ってくれたスタッフさんやキャストの皆さんがいて自分らしさを追求できたかなと思っています。ここでの出会いはすごくすてきなご縁だなと思っていますし、皆さんと一生懸命に作品を作れたことは財産。自分がこの作品で受け取ったものを、いつか誰かに伝えていけるようにしていきたいです。皆さんに出会えて本当に良かったです。ありがとうございました!」

■白石麻衣

「お疲れ様でした!今日で終わってしまうのが不思議なくらい毎日楽しくて、ワクワクしながら現場に来ていました。反町さんをはじめスタッフのみなさんが、温かい現場を作ってくれたことに感謝です。元ヤンという役を初めて経験したのですが、この作品だけにしておきたいなと思います。他の役柄で、ぜひまた呼んでください(笑)!」

■前田旺志郎

「4カ月間本当にお疲れ様でした!警察のチームモノに憧れていたので、『オクラ』でチームとして撮影できたのがすごくうれしかったです。撮影が進むうちにどんどん絆が深まっていって、今日で撮影を終えるのがさみしいです」

■青木さやか

「皆さんお疲れ様でした!毎日撮影に来るのが楽しくて幸せでした。できたらもう1年くらいやりたいです(笑)。本当にありがとうございました!」

■橋本じゅん

「撮影中にどんどん絆が深まっていきました。今振り返ると、座長の“ヒット!”というせりふのシーンから撮影が始まって、その後はみんながどんどんヒットを打つこと、そして得点することを目指しながらスタッフさんも一丸となって撮影できました。最後は良いグルーブ感を生み出せたんじゃないかと思っています。“終わるのがさみしい”と思える現場で仕事ができて光栄です。またお会いしたいです。ありがとうございました!」

■宇梶剛士

「俳優陣は“本番スタート”のかけ声でその場を生かせてもらうのですが、スタッフのみなさんが居心地のいい器(作品)を作ってくださり、その中で無事終えることができて安心しています。共演の皆さんもお人柄がよろしく、違和感なくその場にいる自分が不思議でした。特に千寿が心地いい現場の空気を作ってくれて、とても良いバランスの中で役を生きていけました。皆さんありがとうございました!」

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