リクルートが発行する旅行情報誌「じゃらん」は12月11日、雪絶景に関する都道府県アンケート調査の結果を発表した。調査は2024年10月18日~10月21日、47都道府県在住の20代~50代1,024名を対象にインターネットで行われた。
雪絶景イメージランキング1位は「北海道」が獲得した。「雪が多い」「雪深い」と圧倒的に雪に関するコメントが集まった北海道。続いて「大自然が多い」「自然豊か」な印象も多く、雪×豊かな自然の掛け合わせから雪絶景が美しいと連想したのでは。また「さっぽろ雪まつり」に関するコメントも挙がるなど、日本三大雪祭りのひとつでもある冬のイベントを思い浮かべた人も多かったようだ。そんな冬の北海道は、夏では決して見ることができない、この時期ならではの絶景が数多くある。キャンドルのやさしい明かりが雪を照らす小樽の街や美瑛の丘に雪のじゅうたんが広がる白銀の世界、流氷が押し寄せるオホーツク海などなど、北の大地だからこその魅力的なスポットがたくさんある。
2位は「青森県」だった。北海道に次いで「雪のイメージ」「雪がきれいそう」と雪に関するコメントが多かった青森県。「樹氷」や「雪景色」などのワードもあり、本州の最北端に位置する豪雪地帯として知られている。八甲田山ではパウダースノーのスキーを楽しめるだけでなく、1・2月には、雪と水滴が針葉樹に付着し凍る樹氷、別名「スノーモンスター」が見ごろを迎え、その合間を縫って滑ることもできる。他にも奥入瀬渓流の氷瀑や十和田湖のライトアップ、雪深い酸ヶ湯温泉まで、青森県には雪とイルミネーション、温泉といった、さまざまな体験が楽しめる。
3位は「秋田県」。「日本海側が美しいイメージがある」「旅番組で見たことがある」など、メディアでの印象が寄せられた秋田県。冬の名物といえば、松明(たいまつ)をかざして雪山から下り神社境内を練り歩く、迫力満点のなまはげ柴灯(せど)まつりだが、もちろん県内にも幻想的な雪景色が見られるスポットが多くある。雪見露天風呂としても知られる秘湯「乳頭温泉郷」や約450年の歴史があるといわれている水神様をまつる横手市の雪まつり「かまくら」など、秋田県でしか味わえない冬の楽しみが満載だ。
4位は「岩手県」。「寒いから」「北国だから」と、雪よりも寒さに関するコメントが集まった岩手県。山岳地帯に囲まれていて、冬は雪が降ることも多く、日によっては氷点下となる日もあるのだとか。中でも、氷点下35度の記録を持つ薮川地区で行われる雪と氷の祭典では、幻想的な氷の洞窟やオブジェが登場。そのほか、スキー場のゲレンデを舞台に、願いを書き込んだランタンを一斉に飛ばす冬限定のイベントなど、岩手県ならではの、冬にしか体験できないイベントがたくさん開催される。
5位は「新潟県」。「雪がよく降る」「雪のイメージ」と雪に関するコメントとともに、「旅行雑誌で見た」のほか、テレビやパンフレットで目にしたという内容もみられた新潟県。小千谷市で開催される「おぢや風船一揆」は、真っ白な雪原にカラフルな熱気球が浮かぶフォトジェニックなイベント。ほかにも新潟には、「十日町雪まつり」や、たくさんのランタンが打ち上がる「つなん雪まつり」など、絵になるお祭りや景観が多く、冬にしか味わえない魅力がたっぷり詰まっている。