大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合 毎週日曜20:00~ほか)の最終回パブリックビューイング&トークショーが15日、滋賀県大津市内で開催され、主人公・まひろ/紫式部役の吉高由里子と藤原道長役の柄本佑が登壇した。

  • 吉高由里子と柄本佑

    石山寺を訪れた吉高由里子と柄本佑

石山寺でも熱烈歓迎「『柄本さん!』ではなく『道長様!!』って」

世界最古の女性による小説といわれる『源氏物語』を生み出した紫式部の人生を描く大河ドラマ『光る君へ』が、きょう15日にいよいよ最終回を迎える。

イベントには、約2万6000人の応募の中から抽選で選ばれた約950人が来場(倍率約28倍)。一足早く、最終回を見届けた。パブリックビューイング後に吉高と柄本が登場。大きな歓声と拍手が沸き起こり、吉高は「へらへらしちゃうね。私たちの披露宴にようこそみたいな」と笑顔をこぼし、柄本も「本当に披露宴みたい。熱量にびっくりしました」と圧倒されていた。

この日、物語の舞台として登場した石山寺を訪問したという2人。そこでも地元の人たちから熱い歓迎を受けたそうで、吉高が「『キャー!!』ってすごかったの。みんな『柄本さん!』とかではなく『道長様!!』って。役名なんだと思って。帰るときに拍手とかされてね」と明かすと、柄本も「みんなに送り出していただいた」と話した。

最終回当日を迎え感慨 吉高由里子「宝物の期間だった」

また、お互いへの思いを聞かれ、吉高が「大きかったな~大きかったよ~」と言うと、柄本も「お互いですよ」と返す。そして吉高が「いつも穏やかで。苦しい時期も佑くんが穏やかでみんなを和ませてくれる空気があったので、私もほっこりしながら現場にいられたし、あとはお芝居ですよ。私、丸投げしていました(笑)。本当に道長が佑くんでよかった。感謝の気持ちでいっぱいで、私がまひろになれていたのは道長が佑くんだったからかなと思っています」と感謝すると、柄本は「ありがとう」と受け止めた。

柄本も「吉高さんとのお芝居が本当に楽しくて。豊かで、些細なことでも変わると大きく変わられる方なので、反射する感じが演じていてもすごく楽しくて、全然穏やかなままでしたね。とっても楽しかったです」と吉高への思いを述べると、会場から大きな拍手が。吉高が「恥ずかしいね。公開告白みたいなことをさせられちゃって」と照れると、柄本も「恥ずかしい。汗かいてきちゃった」と笑っていた。

最後に吉高は「あっという間にこの日が来てしまいましたが、この日を無事に迎えることができたのは皆さんが最後まで応援してくださったおかげ様でございます」と観客に感謝し、「自分にとってすごく宝物の期間だったなと思います」としみじみ。「夜の放送もまだありますので、最終回を何度も楽しんでいただけたらと思います。『光る君へ』のまひろは終わってしまいますが、私たちのお仕事は続いていきますので、これからもえこひいきにしていただけたら」と呼びかけ、柄本も「『光る君へ』の旅は終わりを迎えますが、我々は仕事を続けているので」と話して笑いを誘っていた。

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