楽天を自由契約となった田中将大 (C)Kyodo News

 15日に放送された『サンデーモーニング』(TBS系)の人気コーナー『スポーツ御意見番』に落合博満氏が出演し、楽天を自由契約となった田中将大について言及した。

 監督だった場合、田中将大を獲りに行くか問われ、落合氏は「投げられるのであれば考えますよ」とポツリ。「今年1試合だけでしょう。1試合の選手を球団として取れるか取れないかというのは徹底的に調べると思うんですよ。調べた上で、完全に復帰できるんですというのであれば考えます」と続けた。

「それだけの実績があって、ゲームを作れるだけのものはまだあると思うので、それを考えたら、ピッチャーの少ないところであれば考えるだろうともいます。野球界が若手中心に切り替わっている時期になっているのが最大のネックになっているんだと思います」と自身の見解を述べた。

 田中は06年高校生ドラフトで楽天から1巡目指名されプロ入りを果たすと、1年目の07年に11勝を挙げ新人王。08年は9勝に終わったが、09年から5年連続で2桁勝利を達成し、13年には24勝0敗、防御率1.27の成績で、球団初のリーグ優勝、日本一に大きく貢献した。翌14年から活躍の舞台をメジャーに移し、6年連続で二桁勝利を達成。21年に楽天に復帰すると、4勝、9勝、7勝、昨秋に右肘のクリーニング手術を受けた今季はプロ入り後自己ワーストの1試合の登板にとどまった。