エムエム総研が運営する「マーキャリNEXT CAREER」は、「老後を見据えた資金準備」の意識調査結果を12月11日に発表した。同調査は2024年11月22日~11月24日の期間、20~30代の営業職1,000人を対象にインターネットを用いて行われた。
本業の収入だけでは将来の老後資金に不安があるか聞いたところ、約9割が「はい」(88.0%)と回答した。
また、将来の老後資金を準備するために行っていることはあるか尋ねたところ、「投資」(62.7%)が最も多く、次いで「貯金」(42.4%)、「副業」(36.0%)となった。
副業を選ぶ際に、あなたが最も優先していることは何か質問したところ、「営業スキルを生かせるもの」(30.0%)が最も多く、次いで「新しいスキルを身につけられるもの」(29.4%)となった。
次に、副業で得ている月々の収入はどれくらいか尋ねたところ、副業での月々の収入は「1~3万円未満」(29.4%)、「3~5万円未満」(26.9%)が多く、大きな収入源というよりは補助的な収入としての役割が強いという。
また、主に取り組んでいる副業は何か聞くと、「ポイ活」(20.6%)が最も多く、次いで「Webデザイン」(15.6%)、「営業代行」(11.7%)となった。
投資している商品は何か聞いたところ、「NISA対象商品(投資信託・株式・J-REIT)」(56.1%)が最も多く、次いで「株式」(45.9%)、「投資信託」(35.6%)となった。
そこで、2024年はいくら投資したか質問したところ、最多は約3割が選んだ「年50万円以上」、次いで「15~20万円未満」(15.8%)、「10~15万円未満」(13.6%)と続いた。
また、本業が充実していれば、副業や投資は必要ないと思うか聞いたところ、「はい」(54.7%)、「いいえ」(45.3%)という結果になった。本業でそれなりに収入があるのであれば副業や投資は必要ないと思う人が多い一方で、老後がどうなるかわからない、資産を増やす術を持っておいた方がいいなどの理由から、副業や投資を必要だと考える人も一定数いた。
加えて、老後までどのような働き方をしたいか質問したところ、「本業の収入を節約と節税で守りながら、引き続き本業だけを頑張りたい」(30.7%)が最も多く、次いで「本業を中心にしつつ、副業や投資を補助的に行いたい」(28.0%)となった。