物価高が続く中、不安を抱えながらも日々の家計を実直にやりくりしている人にとって、年末年始は生活を見直し、新年に向けて気持ちをリセットする絶好の機会です。
この節目に金運アップの習慣に見直すことで、心身をリフレッシュし、新たなスタートに向けて気持ちを整えることができます。今回は、来年も平穏で健康に暮らしたいと願う方々に向けて「金運アップ習慣」のポイントを3つご紹介します。
◆1:新調するとよい物
いつも家計とにらめっこ、無駄な買い物を極力控えて過ごしているという方も多いのではないでしょうか。年末年始は、古くなった物を新調することで、新しいエネルギーを取り込みましょう。物を新調する際のポイントは、日常生活で使うアイテムが効果的です。
例えば、歯ブラシ、下着、タオル、お箸といった物がおすすめです。毎日使う物なので、古くなってきた物も多いはずです。思い切って整理しましょう。気持ちが一新され、運気を呼び込む準備が整うでしょう。
◆2:この一年の日々の習慣で見直したいことはないか振り返る
金運アップのための王道の習慣としては、
・笑顔でいる
・物事をポジティブに捉え、ポジティブな言葉を使う
・あいさつをする
・玄関をきれいにする、整理整頓する
・姿勢をよくする
など、さまざまなものが思い浮かびます。
年末に「この一年、どうだったかな?」と振り返ってみましょう。そして、もし不足していたかもと思うことがあれば、来年の習慣として取り入れましょう。
年末は、大掃除の時期ですから、玄関や水回り、居間などを中心に整理整頓をすれば、空間が整い、新たな年を迎える準備として心がリフレッシュできるでしょう。
◆3:年末年始という「期間(トキ)」を大切に
年末年始は、一年の締めくくりと新年の始まりを祝う特別な時期です。年越しそば、おせち料理、初詣などの日本のお正月の伝統行事を丁寧に取り組みましょう。
【年越しそば】
年末にそばを食べるのは、細く長いそばに「長寿」や「幸運が長続きする」という意味を込めているから。また、そばは切れやすいことから「災いを断ち切る」という意味もあります。
【おせち料理】
おせちは新年にふさわしい食材を集め、家族の繁栄と無病息災を願う縁起の良い料理です。黒豆は「健康」、数の子は「子孫繁栄」、昆布は「喜ぶ」という言葉にかけています。
一人暮らしや少人数の家族の場合、おせち料理を手軽に楽しむのは難しいという場合は、少人数用の市販の少量パックのものを買う、好きな品だけ作る・買う、手作りと市販のものを組み合わせるなど、工夫しましょう。手作りした場合は、近所や友人とシェアすることで、交流につながります。
【初詣】
初詣は、新年に神社やお寺にお参りし、新しい年の健康、幸運、繁栄を祈願する行事です。一年の始まりをすがすがしい気持ちで味わいましょう。
◆年末年始のやめておいたほうが良い習慣
上記は、年末年始の金運アップ習慣として有効です。一方で、気持ちが浮足立つ年末は、福袋の購入は避けたほうがよいかもしれません。その理由を以下に挙げます。
●福袋を買うことで不要な物が増える
福袋には自分にとって必要ないアイテムも含まれていることが多くあり、「物を増やしてしまう」原因になります。使わなければ無駄な支出なので注意しましょう。
●欲しい物を買ったほうが経済的な場合も
福袋は、いろいろな物が入っており、お得に見えます。自分にとって欲しい物があるなら、単品で購入したほうがよっぽどお得という場合もあります。
●品質やサイズのミスマッチ
多くの福袋は、試着や品質の確認ができません。サイズが合わなかったり、好みと違ったりすることがあれば、後悔することになるでしょう。
文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)
3匹の保護猫と暮らすファイナンシャルプランナー。会計事務所、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として勤務後、FPとして独立。人と比較しない自分に合ったお金との付き合い方、心豊かに暮らすための情報を発信しています。
文=舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)