JR東日本は、ダイヤ改正を実施する2025年3月15日から、中央線快速・青梅線(東京~大月・青梅間)でグリーン車による有料着席サービスを開始すると発表した。これにともない、グリーン料金不要の「グリーン車お試し期間」は3月14日(ダイヤ改正前日)をもって終了となる。
中央線快速・青梅線の「グリーン車お試し期間」は今年10月にスタートした。2階建てグリーン車2両(4・5号車)を連結し、12両編成となったE233系(オレンジ帯の電車)が順次導入されており、グリーン車サービスの開始までグリーン料金不要(普通車扱い)で乗車可能。回転式リクライニングシートの快適な乗り心地を体験できる。これまで「グリーン車お試し期間」は2025年春までとされていたが、ダイヤ改正前日の3月14日(最終列車まで)をもって終了することとなった。
ダイヤ改正を実施する3月15日から、中央線快速・青梅線でグリーン車サービスがスタート。オレンジ帯のE233系で東京~大月間を走る全列車と、中央線快速(東京方面)から青梅線へ直通運転を行う全列車が対象となり、グリーン券を事前に購入することでグリーン車に乗車できる。車内に完備した電源コンセントや「JR-EAST FREE Wi-Fi」なども利用可能になる。
サービス開始後、グリーン券の通常料金(紙のきっぷ)は50kmまで1,010円、100kmまで1,260円。「Suicaグリーン料金」も適用され、50kmまで750円、100kmまで1,000円となり、通常料金より260円お得になる。「モバイルSuica」でスマートフォンからの購入も可能。中央線快速・青梅線のグリーン券・グリーン定期券は3月15日から販売開始する。
なお、中央線快速・青梅線のグリーン車も自由席とされ、通路・デッキに立っての利用もグリーン券が必要。東京駅または新宿駅で中央線快速と他線区を乗り継ぐ場合や、立川駅で中央線快速(八王子・高尾・大月方面の各駅)と青梅線内の各駅を乗り継ぐ場合、1枚のグリーン券で乗り継ぐことはできず、それぞれの利用区間に有効なグリーン券を購入する必要がある。