JR東海とJR西日本は、2025年3月15日のダイヤ改正に向けて、東海道・山陽新幹線で使用している16両編成車両の奇数号車(11号車は除く)に設置している車内共用トイレ2カ所のうち1カ所を女性専用にすると発表した。新幹線車内トイレの約半数が女性専用になるという。

  • 東海道・山陽新幹線「のぞみ」などに使用されるN700S

  • 女性専用のトイレは扉に識別帯とピクトグラムを配置(提供 : JR東海)

対象となるトイレの扉に、女性専用であることを示す識別帯とピクトグラムを配置する。2024年12月から順次供用開始し、ダイヤ改正が行われる2025年3月15日以降、東海道・山陽新幹線を走るすべての16両編成車両において、車内共用トイレの約半数が女性専用となる。11号車の多目的トイレ・共用トイレは対象外とされ、女性専用にはならない。

東海道・山陽新幹線では、「さらに快適にご利用いただけるサービス」を提供すべく、ダイヤ改正に合わせて東海道・山陽新幹線「のぞみ」の3号車(現在は自由席として使用)を指定席に変更。普通車指定席を1列車あたり85席増やす。JR西日本は東海道・山陽新幹線を直通する「のぞみ」(東京~博多間など)に関して、事前に案内している「N700Sで毎日運転する列車」すべてをビジネスブース設置のN700Sで運転することも発表している。