東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『バントマン』(毎週土23:40〜)出演者のクランクアップレポートが到着した。
小山蒼海が見事に宣言
戦力外通告を受けた大翔はどんな道を選ぶのか。鈴木伸之演じるプロ野球選手の第二の人生を描いた『バントマン』の放送も、残すところあと2回。いよいよクライマックスを迎えるが、ここまで柳澤大翔を支え、物語をつなぐ役割を果たしてきたのが、SBOのメンバーや、柳澤家の家族を演じた、平原テツ、阿久津仁愛、石川瑠華、朝加真由美、モロ師岡、小山蒼海らだ。
大翔の母・絵里子役の朝加真由美、父・大喜役のモロ師岡、そして息子・直斗役の小山蒼海も無事クランクアップを迎えた。3人のラストカットとなったのは、大翔の実家のロケ地となった都内の邸宅での撮影。最後のシーンを撮り終えた3人は鈴木から花束を渡され、晴れやかな笑顔を見せた。
朝加は、「撮影の最初のほうで病院のシーンを撮ってから、なかなか呼ばれなくて……。『もしかすると、絵里子は亡くなってしまったのかしら?』と思っていたら、後半に一気に撮影となって」とスタッフを笑わせた。「大翔くんとは初共演だったんですけど、こんな爽やかな格好いい青年が自分の息子だと思ったら嬉しくて、毎日ウキウキしていました」 と言う朝加に、「いえいえ、こちらこそ」と照れまくる鈴木が印象的だった。
続いてクランクアップを迎えたモロは、「台本をいただいた時は設定が名古屋になっていたので『これは大変だな』と思っていたのですが、始まってみるとウチの近所での撮影が多くて(笑)。非常に助かりました」とジョークを交えて挨拶。リラックスして撮影に臨むことができたようだ。
そして現場をドッと沸かせたのは、大翔の息子を演じた小山蒼海だ。「(撮影協力してくれた)少年野球チームの子たちとも仲良くなれたし、将来はプロ野球選手か芸能のお仕事かまだ分からないけれど、どっちかになるので、またよろしくお願いします」と見事に宣言。鈴木もそんな蒼海くんを父親目線(!?)で、うれしそうに見つめていた。
また、平原テツ、阿久津仁愛、石川瑠華のクランクアップコメントは以下の通り。
平原テツ
「映像作品では、これまでシリアスな役が多かったので最初は不安もあったのですが、現場が本当にいいチームで、今は終わるのが少し寂しいくらいの感じです。来週が最終回ですが、『フルスイングこそふさわしい』と言っていた大翔が、バントマンとしての経験を通してどんな未来を選ぶのか。そこも楽しみにしてほしいですね」
阿久津仁愛
「コメディ要素のある作品は、これまでほとんど参加してこなかったので、キャストの皆さんの反応を見ながら、『こっちのほうが面白いのかな?』と自分なりに模索しながら、撮影に参加する日々でした。第10話でも最終話でも、とにかくヒーローがめっちゃ格好いいので、そこに期待してほしいですね。目標に向けて頑張る姿はやっぱりパワーをもらえるし、生きる活力にもなるはずです!」
石川瑠華
「梶間響子は、野球愛によって出来上がったような女の子。だから私も撮影の合間を縫って、野球観戦に行っていました。長い台詞が多いのでプレッシャーもあったのですが、そういう状況が決して嫌いではないので、楽しく撮影できたと思います。そして第10話から最終話に向けては、心に響く言葉や背中を押されるような台詞がたくさん出てきます。そうした言葉が、視聴者の皆さんに届いたらいいなと思っています」
(C)東海テレビ FOD
【編集部MEMO】
大翔(鈴木伸之)のもとに、名古屋から母・絵里子(朝加真由美)が直斗(小山蒼海)を連れてやって来る。少年野球に夢中だった直斗が「野球をやめたい」と言いだしたという。直斗のチームの監督(山崎樹範)に聞くと、どうやら最近チームにライバルの少年が加入したとのこと。「プロ野球選手の息子がそんなんじゃ情けないよ」と檄を飛ばすと、直斗は泣き出してしまう。その様子を見ていた大翔の父・大喜(モロ師岡)には、ある想いがこみ上げてきて…。