大みそかの『第75回NHK紅白歌合戦』(12月31日19:20~23:45 ※中断ニュースあり)で司会を務める有吉弘行、橋本環奈、伊藤沙莉、鈴木奈穂子アナウンサー。有吉は2年連続2回目、橋本は3年連続3回目、伊藤と鈴木アナは初となる。橋本は現在放送中の連続テレビ小説『おむすび』、伊藤は前作の『虎に翼』で主演。“朝ドラ”が自身にとってどんな経験になっているのか、そして、“朝ドラ”を通じて感じたという音楽の力について話を聞いた。
橋本環奈は『おむすび』、伊藤沙莉は『虎に翼』で主演
現在放送中の『おむすび』は、平成元年生まれの主人公・米田結がギャル文化と出会い、やがて栄養士として、“縁・人・未来”と大切なものを次々と結んでいく物語。
結を演じている橋本は「すごく充実していて目まぐるしいです。丁寧に結ちゃんを演じていきたいという一心で臨んでいます」と目を輝かせ、「これだけ長く1つの役に向き合うことが今までなかったので、“朝ドラ”ヒロインという歴史のある主役を演じさせていただいて大変光栄ですし、1つの役に向き合うからこそ、高校生時代のみとかではなく大人になってからもその人の人生を演じられるというのはすごく幸せなことだなと思っていて、ちゃんと時が流れているというのが“朝ドラ”の良さだなと感じました」と新たな挑戦にやりがいを感じている。
前作『虎に翼』は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった三淵嘉子さんをモデルにした主人公・佐田(猪爪)寅子の人生を描いた物語。
寅子を演じ切った伊藤は「かなり挑戦でした。私はあまり計算して何かをするというのが得意ではなくて、時間軸をばらばらに撮るというのは大丈夫かなと思っていたのですが、チームワークというか、皆さんに本当に支えていただいてなんとかやり切ることができて、すごく楽しかったです。本当に大切な思い出です。いい経験になりました」と振り返った。
主題歌からパワー「前向きになれる」「背中を教えてくれる」
今年の紅白のテーマは「あなたへの歌」。どんな歌をどんな人に届けたいかという問いに、橋本は「『おむすび』の主題歌であるB'zさんの『イルミネーション』を毎日聴いていると、結ちゃんの役柄とも重なります。あの曲を聴くと前向きになれるし、真っすぐ進めるような気がしていて、発見をくれる曲です。見ている皆さんの心にも刺さる曲だと思うので、いろいろな人に届けたいです」と答えた。
伊藤も、米津玄師が歌う『虎に翼』の主題歌「さよーならまたいつか!」は特別な曲になっていると言い、「すごく支えていただきましたし、休みの日とか歩いている時に聞いているとちょっと早歩きになるというか、前進しようという気持ちになるというか、本当に元気をたくさんいただきましたし、自分の背中を押してくれたり、支えてくれる大切な曲です」と語った。
Number_i、Creepy Nuts、ME:Iら10組が初出場
今年の紅白の出場歌手は41組、そのうち初出場は10組。紅組はILLIT、tuki.、ME:Iの3組が初出場、白組はOmoinotake、Creepy Nuts、こっちのけんと、Da-iCE、TOMORROW X TOGETHER、Number_i、新浜レオンの7組が初出場となる。また、今夏に1年8カ月ぶりに歌手として本格的に活動を再開した氷川きよしが、紅組、白組の枠を超えて特別企画として出場する。