12月5日(木)の放送では、お笑いコンビ・ラランドのニシダさんが登場! ニシダさんがパーソナリティをつとめているラジオ番組「ラランドニシダの実家には帰らない」(MBSラジオ)などのお話を伺いました。
◆実家を出禁になっていますので…
れなち:「ラランドニシダの実家には帰らない」ってすごいタイトルですね(笑)。
ニシダ:私が実家を出禁になっていますので(苦笑)。
れなち:なんで出禁になったんでしたっけ?
ニシダ:大学を7年通って中退しまして“25歳で高卒になった”という……絶望的な履歴書汚しなんですけれども。
れなち:(中退してから)結構経っていると思いますが、和解はしていないんですか?
ニシダ:5年ぐらい経ちますけど、してないですね。
れなち:和解する努力もしていないですか?
ニシダ:とくには……。それに今、実家の自分の部屋は犬の部屋になっているらしくて、もう俺の部屋もないんです。親も“仲良くなる気はないだろう”ということで。
れなち:(苦笑)。
◆小説の締め切りは編集者との“読み合い”
れなち:ニシダさんは執筆活動をされていて、「小説 野性時代 特別編集 2024年冬号」には、「ただ君に幸あらんことを」が掲載されています。これはどういう作品でしょうか?
ニシダ:主人公のお兄ちゃんは就職しているんですけど、妹の大学受験のタイミングで、お母さんと妹が揉めるようになって、それを(兄が)なんとか仲裁しようとする話です。
れなち:これを書こうと思ったのはどういうきっかけですか? 自分の原体験からなのか、人から聞いた話なのか。
ニシダ:自分にも妹がいて、中高一貫の学校に通って、1浪して私立大学に入っているので、わりと原体験に近い気がします。
れなち:昨年は初めての小説「不器用で」(KADOKAWA)を出されていますが、こちらは、もともと書きたかった題材があって書き始めたのですか? それとも「小説を書いてみませんか?」っていう話があったのですか?
ニシダ:「小説を書いてみませんか?」っていう話が1回あって、それで書いてみたら、「(あと何本か書いて)まとめたら、本にできるんじゃないですか? あと4つはほしいですね」みたいな感じになってきて、それから2ヵ月に1篇、短編小説を書き続けました。
れなち:締め切りは守れました?
ニシダ:守れない(苦笑)。でも、編集者は嘘をつくから。
れなち:え?
ニシダ:一度“この日に絶対に出さないとダメ”っていう2週間前ぐらいを締め切り日として提示してくるじゃないですか。だから、自分と編集者のなかで“この焦りはヤバいぞ!”というときと、まだ余裕があるときの読み合いです。
れなち:次の作品は決まっているんですか?
ニシダ:そうですね。「ただ君に幸あらんことを」と昨年に書いたものを合わせて来年の2月ぐらいにまた出そうかなと思っています。
れなち:締め切りは大丈夫そうですか?
ニシダ:これがね……1回目の赤字の戻しは守ったんですよ。だから、2回目は“ある程度の猶予をくれるんじゃないか?”っていう期待が……(笑)。正直、いただいた時間のぶんだけ直したくなるものなんですよ。昨日直したところでも、次の日に見たら“元のほうが良かった”とか。一生やれちゃうので、時間があるだけ直したくなるんですよね(笑)。
<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55
パーソナリティ:山崎怜奈
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/darehana/