奈良・天理に130台以上の名車が集合!やまのべ・大和三山クラシックカーフェスタ

例年は奈良県橿原市で開催される「大和三山クラシックカーフェスティバル」。今年は奈良県天理市の市政開始70周年を記念し、その名も「やまのべ・大和三山クラシックカーフェスタ」と名前を”マイチェン”して、11月17日(日)に催された。

【画像】レアなオーバーン・ボートテールロードスターから最新スーパーカーまで、国内外の名車が奈良・天理の地に集う!(写真13点)

会場となったのは天理市のほぼ中央部に位置する巨大な駐車場(北大路乗降場)。天理教信者を乗せたバスなどが数百台単位でやってくるスペースだ。そのため西名阪道路天理東インターからのアクセスも素晴らしく、普段は通行できない専用ルートを通っての入場には参加者達もさぞかし興味深かったに違いない。

当日は曇り時々雨の天気予報に覆しての快晴となり、多くの見学者で賑わった。展示参加の台数も1985年以前のクラシックモデルが105台、最新のスーパーカーが16台を数え、さらにスポンサー関連の展示車両も含めると、総計130台以上の名車が集まった計算に。

なかでも注目を集めたのは、天理教が所有する1933年式のオーバーン・ボートテールロードスター。現在もナンバーを取得したままで、重要やパレードなどに参加する車体だが、普段は滅多に見ることができない貴重な個体だ。さらに九州から遠征参加したトヨタ2000GTや、スポンサー枠の八光自動車工業マクラーレン、奈良トヨタまほろばミュージアムの”早苗スープラ”、ナカムラエンジニアリングのレストア途中”ディーノ”が人気を集めた他、オンラインで行われた人気投票では実行委員会推薦のホンダNSXが見事に第1位を獲得した。

フェアレディ240ZGで参加した兵庫県の茂倉英男さんは「天候にも恵まれとても楽しい1日でした。来年もぜひ参加したい」、ランボルギーニレヴエルトで参加の田口雅浩さんは「車はもちろん、美味しいグルメや面白いイベントも沢山あって1日楽しめました。来年も参加してみたい」、など、展示参加者も満足されたようだ。

当日の見学者(無料)はおよそ8000人で、8割は天理市以外からの来訪者だったという。名車展示はもちろん、天理市スペシャルサポーターによるステージや各種イベント(警察、自衛隊、JAF、地元企業によるダンボールトラック組み立て教室など)、ドローン展示、チャリティー物産展、地元のグルメが味わえるキッチンカーやマルシェなど盛りだくさんで、秋の1日を楽しんだ。

主催者を代表して実行委員会の鈴木洋さんは「天理市への来訪者を増やし、地域からの発信を増やすという目的は十分に達せられた。来年もまた同じ時期に開催したい」と語っていた。

やまのべ・大和三山クラシックカーフェス2024

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