退任が決定した松橋監督 [写真]=金田慎平

 アルビレックス新潟は13日、トップチームの松橋力蔵監督が、2024シーズンをもって退任することを発表した。なお、後任の監督は、決定次第改めて発表される。

 現在56歳の松橋監督は、現役時代は日産自動車サッカー部ファームや日産自動車サッカー部、横浜マリノス、京都パープルサンガ、ジヤトコサッカー部でプレー。現役引退後は横浜F・マリノスのユースコーチやトップチームコーチ、トップチームヘッドコーチなどを歴任し、2021年から新潟のトップチームコーチを務め、2022年からトップチームの指揮官に就任した。

 初年度に明治安田生命J2リーグを制覇すると、6年ぶりのJ1リーグとなった昨季を10位で終えた。そして、今季は2024明治安田J1リーグを10勝12分け16敗、勝ち点「42」の16位で終え、J1残留を果たしたほか、2024JリーグYBCルヴァンカップではクラブ史上初となる準優勝に導いていた。

 退任が決定した松橋監督は新潟のクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。

「アルビレックス新潟ファミリーの皆様へ 今シーズンも温かいご支援、ご声援をいただきまして、本当にありがとうございました。てっぺんを目指してスタートした今シーズンですが、達成することなく終えてしまい、誠に申し訳ございません」

「私ごとではありますが、今シーズンをもってアルビレックス新潟を離れることとなりました。監督としてのキャリアをスタートするチャンスを与えてくださったクラブ関係者の皆様、そして、未熟な私を厳しくも温かく見守ってくださいました、ファン・サポーターの皆様、本当にありがとうございました」

「この決断をしてから語り尽くせないほどの思い出が今、甦ってきます。そのすべてが多くの方々に支えられ、包まれていたことに感謝の気持ちでいっぱいです。出会えたすべての方々に感謝を申し上げます。4年間、お世話になりました。アルビレックス新潟のさらなる発展を願っております。ありがとうございました」