スリーエー・ライフは12月11日、「子どもの育成と栄養素」に関する調査の結果を発表した。同調査は、2024年11月15日〜17日の間、医師1,003人を対象にインターネットで実施したもの。
はじめに、栄養不足が子どもの心身の発達や日常生活に影響をおよぼす可能性はどの程度あると思うかを聞いたところ、約9割が「非常にある」(50.1%)、「ややある」(43.7%)と回答した。
あわせて、特に成長期の子どもにおいて、栄養不足が将来的に引き起こす可能性が高い問題として懸念しているものを尋ねると、「精神面での発達遅延」(66.4%)が最も多く、次いで「骨や筋肉の発達不良」(52.0%)、「免疫力の低下」(42.5%)と続いた。
次に、現代の子どもの食生活について、栄養バランスが取れていないと感じることはどの程度あるか質問したところ、約8割が感じる(非常に(30.7%)+やや(53.0%))と回答。
また、子どもの栄養不足が成長に影響をおよぼしやすいと感じる年齢層を調査すると、第二次成長期である「3~5歳未満」(41.0%)、「5~9歳未満」(58.5%)、「9~12歳未満」(43.6%)の年齢層が最も影響を受けやすいと感じる人が多く、この時期は栄養不足に特に注意が必要だということがうかがえたという。
子どもの栄養不足が発生しやすいと考える要因について聞くと、「好き嫌いが多く、特定の栄養素を摂取しづらい」(52.6%)が最も多い結果に。次いで、「スナック菓子や加工食品の頻繁な摂取」(48.0%)と続いた。
栄養補助食品を活用することで、食事で不足しがちな栄養を補うことの有効性をどのように評価するかを尋ねると、「非常に有効」(26.0%)、「ある程度有効」(56.6%)と約8割が有効と回答。また、栄養補助食品の利用を推奨する場合、おすすめしたい栄養素を聞いたところ、「ビタミンD」(51.6%)が1番多い結果となった。
栄養補助食品の使用にあたって、注意が必要と感じる点はあるか質問したところ、「栄養素の過剰摂取リスク」(54.2%)との回答が最も多く、次いで「食事での補完と役割のバランス」(47.4%)、「年齢に応じた適切な使用量」(40.7%)と続いた。
栄養補助食品を取り入れる際に重視すべき基準について、5割以上が「子どもが摂取しやすい形状や味」(55.3%)と回答した。