日本テレビは金曜日ロードショーにて『ハウルの動く城』を放送する。
2025年1月10日に放送するジブリ作品『ハウルの動く城』は、ベネチア国際映画祭オゼッラ賞受賞をはじめ、米アカデミー賞ノミネートなど、国内外で高い評価を受けた作品。帽子屋で働く18歳の少女ソフィーは、ハウルと関わったために、彼をつけ狙う荒れ地の魔女の呪いで90歳のおばあさんにされてしまう。家を出て家政婦としてハウルの城に住み込むことになったソフィーは、城で暮らす火の悪魔カルシファーや、少年マルクルと家族のように過ごしうち、ハウルとも心を通わせていく。
制作秘話:「城が動くって面白い」
原作はイギリスのファンタジー作家、ダイアナ・ウィン・ジョーンズが発表した「魔法使いハウルと火の悪魔」で、原題は「Howl's Moving Castle」。この原題を見て「城が動くって面白い」と宮﨑監督が惹かれたことから制作が決まったという。
宮﨑監督は、まず作品の主役ともいうべき動く城のデザインから作業を開始。しかし城のデザインに悩み、鈴木プロデューサーと話しながら大砲や屋根、煙突などを描き完成したのが、映画の中の動く城だ。足はニワトリの足と戦国時代の足軽の足で悩み、ニワトリの足にすることになったとか。メカ(機械)とも怪物ともつかない、ユニークな城を作り上げた。
(c)2004 Diana Wynne Jones/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NDDMT