11月29日、渋谷道玄坂の大型ライブスペース「MIDNIGHT EAST(Spotify O-EAST)」にて、グラフィックアーティスト・VERDY(ヴェルディ)氏が主催する音楽イベント『WASTED NIGHT』が開催された。

本イベントにはJTの加熱式たばこデバイス「Ploom」が協賛。会場にはVERDY氏のデザインによる「Ploom」ポスターが掲示され、フォトブースなどが設置された。

■若者に刺さる新たな施策の展開にも注力

『WASTED NIGHT』は世界的に注目を集めているグラフィックアーティストで、音楽レーベル「VERDY SOUND」を主宰するVERDY氏のクラブイベント。

VERDY氏による2024年最後のイベントということもあり、24時~28時のオールナイトイベントながら「MIDNIGHT EAST(Spotify O-EAST)」の前には開場前から多くの若者で賑わいを見せていた。

「熱量がすごくて圧倒されています」とは、JTのマーケティング担当・原賢太氏。今回の協賛とコラボレーションは、若年層へのマーケティングを得意とするエージェンシーとの会話がきっかけで実現したという。

JTは2019年に新しい視点のアートプロジェクトを展開するVERDY氏とコラボ。その際には加熱式たばこ用デバイス「Wasted Youth × Ploom」と題し、Ploom限定商品をポップアップストアで販売した。

「2019年に実施したPloomとVERDYさんのコラボレーションキャンペーンの関係性もあり、当時その実現に協力いただいたエージェンシー様に別件の企画でお話をいただき、“ぜひ”ということで協賛させていただきました」

「Ploom」はユーザーの年齢層が比較的高く、20代の若年喫煙者にまだまだ十分にブランドの認知が浸透していないという課題感も、協賛というかたちで今回のイベントを開催することになった背景にはあるそうだ。

「今回のようなカルチャー色が強いイベントへの協賛は、Ploomブランドとしてあまり行ってこなかった施策なので、今までと異なる角度から若い成人喫煙者にアプローチできる機会があるのかなと思います」

ステージのスクリーンやスモーキングエリア周辺など、会場の随所にはVERDY氏がデザインした「Ploom」のビジュアルなどを掲出。「Ploom」ユーザーを対象にオリジナルデザインのステッカー配布なども実施し、来場者とのタッチポイントを設けた。

「ポスターのデザインもシンプルにめちゃくちゃ良いなと。我々がターゲットとしてアプローチしたいお客さんに対してハマるデザインになっていると思います」

本イベントにはスペシャルゲストとしてロンドン・シェパーズブッシュ出身のラッパー・Central Ceeが出演。国内からは大阪を拠点に活動し、「VERDY SOUND」からも楽曲をリリースしているラッパーのYOUNG COCOがライブを行い、「チーム友達」などを披露した。

「加熱式たばこというと、紙巻たばこのマイナス面を減らすことの価値に重きが置かれていることが、どうしても多いのかなと。そういった価値は加熱式たばこのベースとしてありつつも、Ploomは味、デザインなどを通じてお客様にたばこの愉しみを提供、拡張することを中心に据えているブランドなので、若い方々にも共感していただきやすいのではないかと思っています」

「Ploom」では今後も音楽やアートといったカルチャー色の強いイベントとのコラボレーションを定期的に実施していく予定とのことで、こうしたイベント施策には今後いっそう力を入れていきたいと語る。

「今回はトライアルに近い位置付けの施策になっているんですが、ターゲットの方々に浸透させていくためにも1回限りで終わらせず、継続的にイベントを実施していくことを視野に入れています。また年末には若年の成人喫煙者の方々が集まる大きなフェスイベントへの協賛も予定しているので、そちらもぜひ楽しみにしていただければ思います」