落語家・笑福亭鶴瓶が主演を務める映画『35年目のラブレター』(2025年3月7日公開)の主題歌が秦基博の書き下ろし「ずっと作りかけのラブソング」に決定し、あわせて本予告映像とメインビジュアルが公開。映画『35年目のラブレター』の公式Xには、本予告を観たユーザーからの感動の声が寄せられている。
秦基博が脚本を読んで作詞・作曲した主題歌
定年退職後に文字を学ぶため、夜間中学に通った西畑保さんの実話をもとにした同作。読み書きのできない夫が35年間連れ添った妻に向けて書いた、一通のラブレターにまつわる感動のエピソードを描く。主人公・西畑保を笑福亭鶴瓶、その妻・皎子役を原田知世、西畑夫妻の若かりし頃を重岡大毅(WEST.)と上白石萌音が演じる。
主題歌を手掛けたのは、映画『STAND BY ME ドラえもん』(14)の主題歌「ひまわりの約束」が大ヒットし、その後も映画、CMなど数々のテーマ曲を手掛けている秦基博。本作の脚本を読んだ上で作詞・作曲に挑み、主題歌「ずっと作りかけのラブソング」を完成させた。
同曲を用いた予告映像では、保の読み書きができない姿と、寄り添う皎子が代わりに読み書きをする様子が冒頭から映し出される。夜間中学で学ぶことを決意する保の周りには、真摯に教える担任の谷山恵(安田顕)、そばで見守る娘夫婦(徳永えり・ぎぃ子・辻󠄀本祐樹・本多力)に加え、人生の恩人となる寿司屋の大将・逸美(笹野高史)ら、優しさあふれる個性豊かな人物たちの姿が。そして、2人が出会った当時、読み書きができないことを涙しながら初めて明かす若かりし頃の保(重岡大毅)と、その涙をぬぐうように「今日から私があなたの手になる」と保をまっすぐ見つめる皎子(上白石萌音)の夫婦愛に満ちたシーンも収められている。
メインビジュアルには、ティザービジュアルから新たに保、皎子、担任の谷山恵、皎子の姉・佐和子(江口のりこ)、寿司屋の大将・逸美の場面写真が追加。メインビジュアルを用いたチラシの裏面は、西畑夫妻が仲睦まじく一緒にラブレターを読んでいる様子の新しいビジュアルが使用されているという。
また同作は、期間中いつでも1,100円(高校生以下は900円)で鑑賞できるPontaパス会員限定キャンペーンの対象作品に。Pontaパス会員(同伴者1名まで)を対象に全国のTOHOシネマズ、ローソン・ユナイテッドシネマグループ、コロナシネマワールド、OSシネマズなどで実施し、期間中であれば、何度でも一般・大学生1,100円、高校生以下は900円で鑑賞することができる。
秦基博コメント
最初に脚本を読ませていただいて、すごく身近にありそうで、それでいて特別なお話だなと思いました。それに対して自分が主題歌を歌わせていただけるというのは、とても嬉しかったです。
主人公の西畑保さんは何度も何度も手紙を書き直します。その度に変化していく気持ちもありながら、深まり強くなっていく奥さんへの想いをどんどん更新しながらお手紙を書かれていました。その姿は、自分が歌を作ることにも置き換えられると思い、歌うことにリンクする部分を感じながら曲を作りました。
完成した映画を観させてもらい、何箇所も泣いてしまいましたが、特に印象に残っているのが、若かりし保が皎子に初めてお寿司を振る舞うシーンです。字が書ける・書けないということや、言葉にする・しないということを超えて、気持ちや想いそのものがお寿司を通じて伝わっていると思え、心に響きました。
あらゆる世代の方が共感でき、心が温まる、そんな映画だと思います。僕の楽曲もその映画の一部として皆さんに楽しんでいただけたら嬉しいです。
ぜひ映画館でご覧ください。
【編集部MEMO】
今回の発表を受け、映画『35年目のラブレター』の公式Xには、「予告だけで泣いた」「電車の中で見てはいけないやつでした。涙腺が」「主題歌も相まって最高」「予告だけで1本分の映画観たような感動」「秦さん、やっぱすごい」「すでに号泣してしまった」「ハンカチ何枚必要ですか?」といった感想が多数寄せられている。