鹿島アントラーズは12日、鬼木達氏の監督就任を発表 [写真]=金田慎平

 鹿島アントラーズは12日、鬼木達氏の監督就任を発表した。

 1974年4月20日生まれの鬼木氏は現在50歳。川崎フロンターレで指導者キャリアを積んだ後、2017年に風間八宏氏の後任としてトップチームの監督に就任すると、1年目からクラブ史上初のJ1リーグ優勝を成し遂げた。これを皮切りに、指揮した8年間でJ1リーグを4度(2017/2018/2020/2021)、ルヴァンカップを1度(2019)、天皇杯を2度(2020/2023)、スーパーカップを3度(2019/2021/2024)と計10タイトルを獲得。かつて“シルバーコレクター”と揶揄されてきた歴史に終止符を打つとともに、川崎フロンターレの黄金期を築いた名将となった。

 鬼木氏が就任する鹿島アントラーズは、2018シーズンのAFCチャンピオンズリーグ優勝を最後に、タイトルから遠ざかっている。1993年にプロキャリアを始めた“名門”に指揮官として帰還し、復権を託された同氏は、クラブ公式サイトにてコメントを残している。

「来季から監督としてお世話になります鬼木達です。よろしくお願いします。1993年、Jリーグ元年にプロサッカー選手として自分のキャリアをスタートさせていただいた鹿島アントラーズで、監督としてまたファン・サポーターの皆さんと一緒に戦えることを大変うれしく思います。選手がサッカーを楽しみ、観ている人にも楽しんでもらう。その先に必ず勝利があると信じて、戦っていきたいと思います。タイトル獲得のためには、クラブに関わるすべての人の力が必要です。自分はアントラーズの一員として全力で戦います。ぜひ、皆さんの力を貸してください。必ずタイトル獲りましょう!」