ガーディアンズと再契約したシェーン・ビーバー

◆ 来季中盤に右肘手術から復帰予定

 現地時間11日、クリーブランド・ガーディアンズがFAのシェーン・ビーバー投手(29)との再契約合意を発表。契約は1年1000万ドルとされ、選手側に2026年シーズンの契約延長オプションが含まれている。

 ビーバーは2016年のドラフトでガーディアンズに入団し、2018年にMLBデビュー。同年に11勝を挙げると、翌2019年は15勝、259奪三振とキャリアハイの成績をマーク。短縮シーズンの2020年には8勝1敗、防御率1.63、122奪三振で投手3冠に輝き、アメリカン・リーグのサイ・ヤング賞を獲得。7シーズン通算62勝、防御率3.22を記録している。

 開幕投手として迎えた今季は12イニング無失点という絶好のスタートで開幕2連勝を飾ったものの、4月に右肘のトミー・ジョン手術を受けて残りシーズンを欠場。来季中盤の復帰を予定している。

 『ニューヨーク・ポスト』紙のジョン・ヘイマン記者によると、ビーバーは他球団から高額オファーを提示されていたが、ガーディアンズ残留を選択。慣れ親しんだ古巣で再起を図ることを選んだという。

 今季のガーディアンズは2年ぶりの地区優勝を果たしてポストシーズンに進出。リーグ2位のチーム防御率3.61を記録した一方で、先発投手に限った防御率はリーグワースト4位と苦戦。今オフは先発ローテーションの整備が課題に挙げられている。