大谷翔平 最新情報
ニューヨーク・ヤンキースからフリーエージェント(FA)になったフアン・ソト外野手が、ニューヨーク・メッツと15年総額7億6500万ドル(約1164億円)の超大型契約で合意し、メジャー史上最高額を更新した。しかし、同じ7億ドル以上の大型契約でも大谷翔平選手(ロサンゼルス・ドジャース)とは決定的な違いがあると、米紙『ヒューストン・プレス』が指摘している。
今シーズンのメジャーリーグは[PR]
現在ソトは26歳だが、通常では選手として絶好調とは言えない35歳から41歳になる時期にも、メッツは年俸5000万ドル(約76億1000万円)以上支払う予定だ。これは資産家でオーナーのスティーブ・コーエン氏にとっては負担にならない金額かもしれないが、衰えつつある高額年俸の選手が存在すること自体が、チームにとって重荷になる可能性がある。
つまり、単に能力面での7億6500万ドルと考えると、ソトのパフォーマンス次第で批判が強まることになる。同メディアは、この点が大きな違いであると考え「大谷の契約は金銭的価値があるが、ソトの契約はそうではない」と報じた。その理由としては「昨オフ、この日本人スターがドジャースと結んだ契約に多くの人が首をかしげたが、大谷の場合はバッティングでソトに匹敵するだけでなく、怪我から復帰できれば先発投手のトップになれる可能性もある。さらに大谷は、NBAのヒューストン・ロケッツで活躍した中国人のヤオ・ミンのように、日本のファンに愛されている。ファン層を日本にまで広げることができる球団にとって、選手としての大谷の価値は計り知れない」と説明している。
そして、7億6500万ドルという巨額契約は「事実上、誰もそのような数字に太刀打ちできず、野球界の持てる者と持たざる者の溝はさらに広がる」とし、「毎年そのレベルで競争する余裕のないチームからかき集めて、野球界最高の選手名簿を買うことができるようになる。野球は単純に平等が存在しない唯一のメジャースポーツであり、ミルウォーキー、ピッツバーグ、コロラド、セントルイスなどのチームは毎年、順位表の最下位にとどまることになる」と伝え、MLBの格差が広がっていると指摘している。
【関連記事】
【了】