川崎フロンターレは12日、長谷部茂利氏の監督就任を発表 [写真]=金田慎平

 川崎フロンターレは12日、長谷部茂利氏が監督に就任することを発表した。

 1971年4月23日生まれの長谷部氏は現在53歳。現役時代に所属したヴィッセル神戸やジェフユナイテッド千葉で指導者キャリアを積み重ね、2020年にアビスパ福岡の監督に就任。1年目にJ1リーグ昇格を成し遂げると、2023シーズンにはクラブ史上初の主要タイトルとなるルヴァンカップを獲得した他、J1リーグにおけるクラブ最高成績の7位フィニッシュ、天皇杯でも4強と歴史的な1年を過ごした。最終的に、クラブ史上最長となる5シーズンに渡る指揮となり、“紺色の長谷部アビスパ”として一時代を築いたのだ。

 今シーズン限りで退任する鬼木達監督の後任として、就任が発表された長谷部氏。現役時代にプレーしたクラブのひとつでもある川崎フロンターレに戻ってきた同指揮官は、クラブ公式サイトにてコメントを残している。

「来シーズンから監督を務めることになりました長谷部茂利です。クラブ創設初年度に在籍したフロンターレに、このような形で戻ってこられることをうれしく思っています。これまで在籍された監督、スタッフ、選手が築き上げてこられたフロンターレらしさを大事にしながら、さらにそのサッカーを進化させ、川崎市民の皆様、ファン・サポーターの皆様、パートナーの皆様と一緒にタイトル奪還を目指して戦ってまいります。応援よろしくお願いします」