ミランvsツルヴェナ・ズヴェズダ[写真]=Getty Images

 チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第6節が11日に行われ、ミラン(イタリア)とツルヴェナ・ズヴェズダ(セルビア)が対戦した。 

 ホームのミランは、リヴァプール(イングランド)、レヴァークーゼン(ドイツ)に敗れて開幕2連敗となったが、クラブ・ブルッヘ(ベルギー)、レアル・マドリード(スペイン)、スロヴァン・ブラチスラヴァ(スロバキア)に3連勝し、勝ち点9を積み上げてきた。対するアウェイのツルヴェナ・ズヴェズダは、開幕4連敗を喫したものの、前節シュトゥットガルト(ドイツ)に5得点を奪って大会初勝利をあげ、今節に臨んだ。

 立ち上がりは拮抗した展開となったが、14分にミランがチャンスを創出。カウンターからラファエル・レオンが完全に抜け出してペナルティエリア内からシュートを放つ。しかし、これはツルヴェナ・ズヴェズダGKイヴァン・グテシャが好セーブで得点を許さなかった。

 早い時間帯に先制点が欲しいミランだが、アクシデントが発生。28分にルーベン・ロフタス・チーク、29分にアルバロ・モラタが立て続けに負傷交代を余儀なくされてしまった。

 それでも42分に試合を動かす。ユスフ・フォファナが最終ラインの背後へ浮き球のパスを送ると、ラファエル・レオンが絶妙なトラップで足元に収めて冷静にシュート。これがゴールネットに吸い込まれ、ミランが1点をリードして前半を折り返した。

 後半に入ると、追いかけるツルヴェナ・ズヴェズダが素早い攻守の切り替えを見せる。67分、ユスフ・フォファナからネマニャ・ラドニッチがボールを奪うと、ペナルティエリア手前から思い切りよく左足を振り抜いた。強烈なシュートはGKマイク・メニャンの牙城を破ってゴール左に突き刺さり、ツルヴェナ・ズヴェズダが同点に追いついた。

 失点を喫し、なかなか同点に追いつけなかったミランだが、終了間際に得点が生まれる。フランチェスコ・カマルダのヘディングシュートはGKイヴァン・グテシャが好セーブを見せるが、クロスバーに当たって跳ね返ったボールをタミー・アブラハムがゴールへと押し込んだ。

 途中出場から存在感を示したアブラハムの決勝ゴールで、ミランがこのまま2-1で勝利。CL4連勝を飾った。

【スコア】
ミラン 2-1 ツルヴェナ・ズヴェズダ

【得点者】
1-0 42分 ラファエル・レオン(ミラン)
1-1 67分 ネマニャ・ラドニッチ(ツルヴェナ・ズヴェズダ)
2-1 87分 タミー・アブラハム(ミラン)