GUGAは12月10日、「生成AIリテラシー診断」の結果を発表した。同調査は、2024年11月20日~22日の間、「第3回 デジタル人材育成支援 EXPO【秋】」内のブース来場者1,470人を対象に、タブレット端末を用いて10分間で20問のテストを出題し、「生成AIリテラシー偏差値」および「リスク理解度」を可視化したものである。
今回の調査は、GUGAが提供する生成AIリスクを予防する資格試験「生成AIパスポート」の過去試験の受験者との比較を通じて、自身の生成AIリテラシーレベルを可視化した「生成リテラシー診断」である。
はじめに、参加者全体の診断結果を見ると、生成AIリテラシー偏差値が49以下の割合が全体の約85%を占めた。生成AIパスポートの過去試験の受験者と比べると、多くの参加者が生成AIリテラシーを十分に習得できていないことが明らかに。
また、リスク理解度に関しても、評価が「C」または「D」に分類された割合が全体の45%を占め、生成AI活用に伴うリスクに対する理解が不十分であることが示されたという。
本診断の参加者のうち、生成AIパスポートの有資格者と無資格者の診断結果を比較したところ、有資格者は生成AIリテラシー偏差値50以上の割合が59%に達する一方、無資格者では13%に留まることが分かった。
また、リスク理解度においても有資格者はA・B評価の割合が86%と高くなっている一方で、無資格者は54%という結果で大きな差が浮き彫りに。これらの結果から、有資格者は生成AIパスポートの取得に向けた学習を通じて一般の方よりも高い生成AIリテラシーを習得し、受験後も定着している傾向がうかがえるという。