第一三共ヘルスケアは、年末年始の旅行シーズンに向けて、「海外旅行と体調管理に関する意識調査」を実施した。調査対象は全国20代~60代の男女400人(性年代均等割付)で、調査期間は2024年9月30日~10月2日であった。なお、調査は楽天インサイトのインターネット調査にて行われ、図表の構成比(%)は小数点第2位以下を四捨五入しているとのこと。
過去10年間で海外旅行に行った経験のある全国20~60代の男女を対象に、年末年始の海外旅行の予定について聞いた。フライト時間も短く行きやすい近場の韓国、台湾と並び、円安と物価高でありながらハワイは年末年始の旅行先として根強い人気を誇るようだという。
海外旅行時のトラブルについては、「言語の壁(コミュニケーションが取れない)」が最も多く、次いで「腹痛・頭痛・下痢など軽度な体調不良」が3割を超える結果となった。
続いて、海外旅行中の体調不良の経験について聞いた。旅行中のトラブルとして認識しないまでも、慣れない環境で体調不良に陥る人は多くいるようだという。
海外旅行時、持って行って良かったもの(健康・衛生管理に関するもの)について聞いたところ、「除菌シート・スプレー」、「鎮痛解熱薬」が上位に挙がった。理由として、日本と比較すると衛生環境が良くない国が多いことや、コロナ禍を経てよりいっそう衛生管理に関する意識が高まっている可能性があることが挙げられるそう。
体調不良に備え、多くの旅行者が海外渡航時に薬を持ち込んでいるという。海外旅行時、主に飛行機に乗る際の正しい薬の持ち込み方について○×で聞いたところ、ほとんどの設問で5割前後の正答率となった。
内科医の丹羽崇医師に、「海外旅行時の体調管理と体調不良時の対処法」を聞いたところ、「出国する前に外務省のホームページで渡航予定国の情報を見ておくこと」「飲み慣れた薬を持参すること」「解熱鎮痛薬と総合感冒薬、抗アレルギー薬、胃薬、吐き気止め薬の5つを持参すること」などが挙げられるとのこと。