ある寒い夜、札幌の街で「ドン、ドン」という響き渡る音が人々の耳を捉えました。その正体は……。
正解は札幌市内にある、札幌大倉山展望台(スキージャンプ競技場)で行われた「冬花火」でした。
大倉山の花火の音が聞こえます!
音だけー(笑)
(@kotton105910)より引用
この投稿には、「何の音だろう?」と盛り上がり、その音をきっかけに住民たちの間で冬花火が話題になりました。
「大倉山の冬花火、一度は行ってみたいと思っていますが、寒くて今年も足を運びませんでした 会場で見たらどんなに華やかなんでしょう 今朝はけっこう雪が降っていましたが晴れてよかったですね」というコメントからは、寒さに負けてしまいつつ、花火への憧れの思いが感じ取れます。
また、「私の息子も『爆発音が聞こえる!』とメールが着ました」と微笑ましいエピソードが寄せられ、音だけでも家族間で話題になるなんて、花火の持つ力を感じますね。
さらには音だけでなく、一部では実際に見えたという声も。「見えたよー 西区」と興奮気味の投稿や、「西区宮の沢ですが聞こえてきます」と、札幌の広範囲で感じ取られる冬花火の魅力が伝わってきます。
冬の北海道と花火の組み合わせ
冬の北海道と花火の組み合わせ。このタッグについて、しょーこさん尋ねました。
――冬と花火の組み合わせは珍しいのですか。
しょーこさん: 札幌では珍しいと思いますが、北海道内では各地で冬に花火大会が行われています。札幌だと大倉山だけかもしれませんね。冬の澄んだ空を彩る花火は夏よりもいっそう色鮮やかで雪や氷が光を反射して更に幻想的に見せてくれますよ。
――音だけでもSNSで大きな盛り上がりをみせました。花火大会の規模が理由でしょうか。
しょーこさん: 札幌は山に囲まれている土地ですが、花火大会が開催された大倉山は、札幌市の中心で人口密集地の中央区にあり、住宅街もすごく近い場所です。
そうした地理的要因から、山から響く花火の音はたくさんの人に聞こえたのでしょう。もちろん、大倉山近くに方は、音楽と連動した冬花火を観ることができたと思います。
光だけでなく響き渡る音でも札幌の住民の心をつかむ冬花火。その「謎の音」は、ただの日常に特別な彩りを加え、多くの人々の関心を引き寄せたのです。
大倉山の花火の音が聞こえます!
— しょーこ@札幌クリップ (@kotton105910) December 7, 2024
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