パイオニアは車を保有・運転する全国の男女1,000名を対象に「ドライブレコーダー利用実態、ヒヤリハットに関する調査」を実施した。
ドライブレコーダーの設置率は63.8%に(前回調査から9.3ポイント増加)
ドライブレコーダーの設置についての質問では「設置している」と回答したドライバーが63.8%となり、2022年5月の前回調査から9.3ポイント上昇した。
地方別のドライブレコーダー設置率ランキング第1位は近畿地方に
地方別でのドライブレコーダーの設置率ランキングで最も高かったのは「近畿」(71.6%)。次いで第2位が「東海」(71.0%)、第3位は「九州」(65.2%)となり、設置率が最も低かったのは「北陸・甲信越」(53.7%)という結果に。
また、ドライブレコーダーを設置している/設置意向がある理由を地方別で見てみると、設置率が1番高い近畿地方では、他地方に比べて「あおり運転対策」の回答が多くみられた。
8割近くが「ドライブレコーダーを設置することで安全意識が向上する」
ドライブレコーダーと運転中の安全意識についての質問では、ドライバーの75.8%が「ドライブレコーダーを設置することで安全意識が向上する」と回答しており、ドライブレコーダーを設置することが、ドライバーの安全運転の意識を高めていることがわかる。
大多数のドライバーが「ヒヤリハットの経験がある」と回答
ヒヤリハットについての質問では95.9%が「ヒヤリハットを経験したことがある」と回答。
ヒヤリハットが発生したシチュエーションについて最も多かったのは「歩行者や自転車の飛び出し」(64.4%)、次いで「注意力の散漫」(49.0%)、「夜間で視界が悪かった」(35.3%)という結果となった。
半数が「夕暮れ時」にヒヤリハットを経験していることが判明
ヒヤリハットが発生する時間帯については「夕暮れ時」(49.2%)、「夜間」(34.1%)と、ドライバーの約半数が夕暮れ時にヒヤリハットを経験しており、日が沈む前後、夕暮れ時の視界の悪さがヒヤリハットの発生につながっていると予想される。
ドライバーの4人に3人が「運転を不安に思うことがある」と回答
運転に対する不安の有無について調査したところ、75.7%のドライバーが運転に対して不安に感じていることがわかった。
運転が不安になるシチュエーションは、「夕暮れ時や夜間」が約7割
不安に感じる人を対象に「不安を感じるシチュエーション」について質問したところ、最も多かった回答が「運転したことがない道路を運転するとき」(71.2%)、僅差で2番目に多かった回答は「夕暮れ時や夜間に運転するとき」(70.1%)という結果になった。
「夕暮れ時や夜間に運転するとき」の回答は、全回答者(1,000名)で見ても53.8%を占めており、半数以上のドライバーが夕暮れ時や夜間の運転に不安を感じていることがわかる。
■調査結果まとめ
今回の調査では、ドライブレコーダーの設置率が63.8%と、2022年5月の前回調査から9.3ポイント増加しており、地方別の設置率で最も高かったのは「近畿地方」で、71.6%という結果になった。
また、ドライバーの75.8%が「ドライブレコーダーを設置することで安全意識が向上する」と回答しており、ドライブレコーダーの設置が、ドライバーの安全運転の意識を高めていることがわかった。
さらに、運転中にヒヤッとする瞬間“ヒヤリハット"についても調査しており、ドライバーの95.9%が「ヒヤリハットを経験したことがある」と回答。夕暮れ時にヒヤリハットを経験した人が最も多く、半数以上のドライバーが「夕暮れ時や夜間の運転に不安を感じている」と回答している。
警察庁の「薄暮時間帯における死亡事故に係る分析」においても、死亡事故は1日の中で17時〜19時台、日没時間が早い10月〜12月に最も多く発生している。
調査概要
対象者: 自宅に車を保有・運転する全国の男女1,000名
方法: インターネット調査
期間: 2024年11月14日〜11月17日