「アコーディオンって人間的な楽器だと思います」アコーディオニスト・cobaの特殊能力に山崎怜奈もビックリ!?
山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。今回の放送では、アコーディオニスト・作曲家のcoba(コバ)さんが登場。自身の作曲術の話や“アコーディオン”という楽器について語りました。

(左から)パーソナリティの山崎怜奈、cobaさん

◆通算47枚目のアルバムをリリース!

れなち:cobaさんは11月27日(水)に、通算47枚目となる全曲オリジナルのニューアルバム『ACCORDION MONSTER』を約2年ぶりにリリースされました。おめでとうございます!

coba:ありがとうございます!

れなち:これまでもテレビや映画、CMなどの曲を作られていますが、曲はどのように思いつくのでしょうか?

coba:テレビや映画、CMの場合、一番大きいのは“映像”というビジュアルがあるので、それを観れば十中八九(曲のイメージが)できあがります。CMだったら、既にできあがっている15秒の映像をいただいて作ったり、あとテレビドラマや映画の場合は、現場を見に行きます。

れなち:撮影現場にですか!?

coba:その空気感を感じることで曲が降りてきますね。

れなち:降りてくるときは(頭のなかで)アコーディオンの音が鳴っているような感じですか?

coba:いろいろですね、アコーディオンやオーケストラ、歌で浮かぶこともあります。それをスマホに鼻歌で録音します。

れなち:すごい!

coba:ただ、それで困るのは風呂に入っているときですね。わりと風呂に入っているときに曲が降りてくるんですよ(笑)。今まで、いわゆるヒットしたと言われている曲は、ほとんどシャワーを浴びているときです。

れなち:えぇ!? メモできないじゃないですか。

coba:それで失ったメロディーが数限りなくあります(笑)。なので、今は(曲が浮かんだらシャワーを)中断して、スマホに記録を残すようにしています。

◆楽器を持つ“姿勢”だけで人格が分かる!?

れなち:アコーディオンの演奏を会場で聴くと、音源と聴こえ方が全然違うじゃないですか。(音の)ふくらみというか、楽器の特性もあると思いますが……。

coba:そうですね。アコーディオンって本当に人間的な楽器だと思います。というのも、演奏するときに上半身にベッタリとくっつけるじゃないですか。だから、その人の持っているキャラクターを残酷なまでに反映してしまう。演奏者によって音が全然違いますよ。

れなち:それは、同じ曲を演奏していても?

coba:怖いぐらい違いますね。最近、コンクールの審査員をすることもありますが、その人が(アコーディオンを)持って座って弾き出す寸前で、僕はもう“この人は、こういう人だな”と分かってしまう。

れなち:え~!? それは、どこで分かるのですか?

coba:雰囲気ですかね(笑)。でも、当たっているんですよね。

れなち:ご自身の演奏でも、最初の頃と現在の演奏とで“違ってきたな”と思ったりするのですか?

coba:やっぱり、若いときはやんちゃだし、若いときにしかできないことがたくさんあって、それが演奏にも出ますよね。それから年齢を重ねると、もうちょっと慎み深く……なりたいなと(笑)。そういう思いはありますけどね。

<番組概要>

番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。

放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55

パーソナリティ:山崎怜奈

番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/darehana/