アトレティコに“白星”をもたらすFWグリーズマン [写真]=Getty Images

 アトレティコ・マドリードのFWアントワーヌ・グリーズマンは、過去10シーズンの欧州5大リーグにおいて、所属クラブに最も勝利をもたらしている選手のようだ。11日、スペイン紙『アス』が報じている。

 アントワーヌ・グリーズマンという選手は、アトレティコの歴史上で永遠に語り継がれるだろう。8日に行われたラ・リーガ第16節セビージャ戦では、2点ビハインドで迎えた62分に反撃の口火を切ると、後半アディショナルタイムにはエリア内での反転からの左足で、劇的な逆転ゴールを叩き込んだ。このドブレーテに導かれたアトレティコは、首位バルセロナと勝ち点差『3』、2位レアル・マドリードとは『1』と肉薄している。

 2014年夏に加入して以降、“エース”としてアトレティコを牽引してきたグリーズマン。その貢献ぶりは、データ上にも現れているようだ。『アス』によると、過去10シーズンの欧州5大リーグにおいて、所属クラブに最も勝利をもたらした選手が、グリーズマンとのこと。自身のゴールが決勝点となった試合は計32回といい、その内の29回がロヒブランコスの選手として記録したものであると明らかにした。

 また『アス』は、グリーズマンが自身のゴールで積み上げた通算勝ち点は『131』と指摘。これを上回っているのは、リオネル・メッシ(221ポイント)、ラウール・ゴンサレス(142ポイント)、クリスティアーノ・ロナウド(132ポイント)の3選手だけと併せて伝えている。

 約1年前には、クラブ最多得点記録保持者にもなったグリーズマン。キャリアの集大成も近づいてきた今、“星の王子さま”は、まだもたらしたことのないビッグイヤーへと手を伸ばしている。