JR九州は11日、運賃・料金改定等を実施する2025年4月1日発売分から、おもな割引きっぷの価格を見直すとともに、博多~宮崎空港間(鹿児島本線・日豊本線経由)で特急列車を別府駅または大分駅で乗り継ぐ場合の料金通算特例を廃止すると発表した。

  • 特急「ソニック」はおもに博多~大分間で運転。日中時間帯の一部列車が大分駅で宮崎方面の特急「にちりん」と接続している

  • 大分方面へ向かう特急「にちりん」

博多~宮崎空港間の特急列車に関して、現在はおもに博多~大分間で「ソニック」、大分~南宮崎・宮崎空港間を中心に「にちりん」などの列車を運行。日中時間帯の大分駅において、一部の「ソニック」と「にちりん」が同一ホームで乗換え可能となっており、両列車を乗り継ぐ場合、改札口を出なければ通しの特急・グリーン料金で計算できる料金通算特例を適用(DXグリーン・グリーン個室を利用する場合のグリーン料金は除く)していた。

JR九州は2025年4月1日発売分から実施する運賃・料金改定等に合わせ、「九州ネットきっぷ」や「EXサービス」関連商品(九州新幹線を含む区間)、「2枚きっぷ」など割引きっぷの価格見直しを実施すると発表。あわせて同日発売分から、別府駅または大分駅で乗り継ぐ場合(現在は大分駅のみ乗継ぎ可能)の料金通算特例を廃止すると明らかにした。4月1日以降、大分駅で「ソニック」から「にちりん」へ乗り継ぐ際、両列車でそれぞれ特急料金を支払う必要がある。